広がる支援の輪
若い世代がアクション
しかし、同館の存続に向けて支援の動きが起きている。
それが去る4/30より始まったネット上での緊急支援の呼びかけだ。NPO向け寄付募集サービス「Congrant」を利用して寄付を呼びかけている。
多言語化にも対応しており、カード決済で海外からの入金も受け付けている。
同館によるとこのような取り組みを行ったのは30代の若い世代だったということで、「次世代が参加して美術館の可能性が広がっていくのは、それはそれで頼もしい」とのこと。
寄付について
寄付は¥1,000以上から受け付ける。
上記特設ページからのカード決済や銀行決済、そして郵便振替でも行える。
郵便振替を希望の場合は、以下の口座から入金できる。備考欄には「緊急支援」と記入すること。
00150-3-84303 公益財団法人原爆の図丸木美術館
書き終えての諸感
同館に限らずアーティストや私設美術館への支援のあり方が問われている。
数ある美術館の中でも原爆の図を所蔵する同館は核被爆国に生きる人間として決して忘れてはならない資料を有する施設であり、その存続を支援することは核の脅威や戦争の悲惨さを後世へと繋いでいくため今の我々がなすべき使命であると感じる。
皮肉にも今年は原爆投下から75年、同絵画発表から70年の節目の年で、原爆や同絵画についても改めて振り返るべき時のはずである。
管理人自身も「戦争を知らない世代」ではあるが、そのような節目の年に後世に残すべき遺産が失われることがあっていいのか。
施設紹介
- 住所:埼玉県東松山市下唐子1401
- 電話番号:0493-22-3266
関連記事
1 2