豆撒きで福呼び込む 大宮・武蔵一宮氷川神社で節分祭開催

大宮の武蔵一宮氷川神社(さいたま市大宮区高鼻町)において、立春に向けて恒例となっている節分祭が2/3(金)午前に開催された。

同神社関係者が豆を撒き、参拝客の無病息災を祈った。

一般参加の豆撒きは中止も

同神社では立春の前日となる節分に同祭を開催。節分とは本来立春・立夏・立秋・立冬の前日を指すが、現代ではもっぱら立春の前日である2/3を指すことが多い。同日は旧暦の大晦日にもあたるという。

例年は年男年女や特別招待者による豆撒式を実施し菓子などを投げてきたが、コロナ禍で密を避けるため同神社関係者による実施となった。

豆撒きに先立ち、拝殿において衣冠などをまとった同神社関係者が祓を受け本殿へ礼。多くの参拝客が見守る中、無病息災を祈り、枡に入った豆を受け取った。

弓ひいて邪気払い

拝殿での儀式の後、同神社関係者らが豆や弓矢を携えて舞殿に移動。鳴弦の儀(めいげんのぎ)を行った。矢を構えずに弦を引いて音を鳴らし、邪気を祓う儀式となる。

スパンと弦を弾いた潔い音が鳴り響き、舞殿周辺に集まった参拝客の注目も集めた。清々しい空気が如月の境内にも溢れた。

なお、2/7に同神社では的神事を実施。神前に若菜御飯などを備える本殿祭の後に、的場で裏側に「鬼」と書かれた的を射抜く。

福呼ぶ豆に笑顔

鳴弦の儀後は「鬼は外、福は内」の掛け声とともに、同神社神職が丑寅の鬼門方向などに豆を撒いた。集まった参拝客も撒かれた豆を掴み、無病息災を願って笑顔で口にした。

同日は県内でも總願寺(加須市不動岡)や髙城神社(熊谷市宮町)などにおいて節分の豆撒きを実施し、年男・年女らが豆を撒いている。

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