通勤時間は全国4位の長さ

そして家計を主に支える雇用者の通勤時間別主世帯数を見たのが上図。

片道の通勤時間が30分未満の世帯は48万5000世帯で36.7%最も多く、30分以上1時間未満は38万5,800世帯で29.2%、1時間以上2時間未満は40万5,600世帯で30.7%、2時間以上は2万200世帯で1.5%となりました。

2013年と比較すると30分未満が0.7ポイント低下した一方、30分以上1時間未満が0.3ポイント、1時間以上2時間未満は0.2ポイント上昇しています。

また埼玉県の通勤時間の中位数(※)は44.3分で、これは全国の中位数である28.1分を16.2分上回る全国4位の数値です。

中位数
データを値の小さい方から順に並べた時にちょうど半分にデータを分ける値

郊外部では二極化?

市町別に家計を主に支える雇用者の通勤時間別主世帯数を割合で見ましょう。

片道の通勤時間が30分未満の世帯割合は、1位が秩父市で73.5%、2位が本庄市の62.5%、3位が深谷市の60.7%でした。

30分以上1時間未満の世帯割合は、1位が蕨市の40.5%、2位が川口市の37.7%、3位が戸田市の37.7%となりました。

残る1時間以上2時間未満の世帯割合は、1位が志木市の40.9%・2位がふじみ野市の40.4%・3位が富士見市の39.9%、2時間以上の世帯割合は1位が飯能市の4.7%・2位が小川町の3.8%・3位が寄居町の3.6%となっています。

30分未満だったのは秩父や本庄など都心部から1時間以上離れた郊外部が多く、自営業者など家と職場が近い人が多いことが推測されます。一方で2時間以上と長時間だったのも飯能や小川など郊外部で同地区での通勤時間が二極化している現状が伺えてきます。

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書き終えての諸感

今はそうでもなさそうですが、住宅数も多い分今後は用途のない空き家も急激に増加することが予想されます。
全てを予期するのは難しいことではありますが、今のうちに何かしら対策を打つことも必要なのかもしれません。
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