
おはようございます。
しばらくぶりになってしまいましたが、埼玉県で気になったトピックをご紹介する日々是埼玉です。
今日もなかなか興味深いネタをご紹介いたします。
県民からの評価は5分5分?
埼玉に魅力を感じる県民の割合は…
そんなことは毛頭ないという思いですが、こと何もないとか魅力がないと言われがちな我が埼玉県。
最近はそうでもなくなりつつある動きが県内各所で起きてはいますが、そんなムードに水を差しかねないような記事が先日の埼玉新聞に掲載されました。
県が今年7月に行った県政世論調査の最終報告が発表され、今回初めて調査を行った質問項目「埼玉県に魅力を感じるか」に対し、「魅力を感じる」と答えた県民が13・2%にとどまったことが分かった。「どちらかといえば魅力を感じる」(41・3%)を足しても54・5%。県広聴広報課によると、ブランド総合研究所が毎年発表する都道府県魅力度ランキングで最下位が続く茨城県では同様の調査の回答が80~90%で推移しており、埼玉県民の自県への関心の薄さが浮き彫りになった。
「魅力を感じない」「どちらかといえば魅力を感じない」は合わせて28・1%。同課は「魅力発信のためいろいろと取り組んできて、最近はテレビで取り上げられる機会も増えた。埼玉の話題に触れる機会を地道に増やしていくしかない」と力を込める。
(「埼玉に魅力感じる県民は5割、関心の薄さ浮き彫り…県政世論調査 魅力感じる県民のうち、最も多い理由は」 埼玉新聞 2018/12/12)
県が県民を対象に毎年実施している県政世論調査において「埼玉県に魅力を感じるか」という質問項目を設けたところ、「魅力を感じる」と答えた県民の割合は13.2%だったということです。
「どちらかといえば魅力を感じる」を合わせても54.5%と約半数に留まり、改めて埼玉県民の自県への関心の薄さが浮き彫りとなった調査結果となりました。
県民の思う埼玉県の魅力とは?
では魅力を感じると答えた約半数の県民は、どのようなところに魅力を感じているのでしょうか。
記事は以下のように続きます。
魅力を感じると答えた県民のうち、理由は「住みやすさ」が最も多い67・9%、次いで「道路や交通の便がよい」が53%、「山、川などの自然が豊か」が32・6%だった。
「今住んでいる地域にずっと住み続けたいか、できればよそへ移りたいか」という質問への回答は「住み続けたい」が前回比1・9ポイント増の69・3%。一方「よそへ移りたい」は同2・7ポイント減の14・6%で、1994年以降最も低くなった。
最も多かったのが「住みやすさ」で、ついで「道路や交通の便が良い」「山、川などの自然が豊か」と続きます。
確かに東京のすぐ北にありながら家賃相場は下がりますし、30分ほどで都心にアクセスできますからね。
加えて、今の地域に住み続けたいという割合が69.3%でよそへ移りたいという割合が1994年以降最低の14.6%をマークするなど、住みやすさや交通利便性は多くの県民が感じているものだということが読み取れます。
旅行先としての埼玉の評価
このように県民自身からの評価は5分5分とお世辞にも高いとは言い切れない埼玉県ですが、それでは県外の人々からの評価はどのようになっているのでしょうか?
依然として、ダ埼玉というイメージなのか?
旅行先としての満足度はまさかの…
それを示す一つの指標として、総合旅行プラットフォーム「エアトリ」が10月末に発表した旅行先として満足度が高かった都道府県ランキングを見ていきましょう。
1位は北海道で6割近い人が満足と答えていましたが、我が埼玉県は47都道府県中最下位。
満足と答えた人の割合はわずか3.3%に留まってしまいました。
100人いても満足と答えてくれる人が3人しかいないということか…。
男女問わず低空飛行
男女別で見た満足度ランキングは以下の通り。
男性だと最下位(2.5%)、女性だと45位(4.3%)という結果でした。
女性の方がやや優勢といったところですが、それでも男女を問わず低空飛行となっていることに変わりはありません。
もう何もかもおしまいなのか…?
旅行先として人気急上昇中!?
しかし、諦めるのはまだ早い。
昨日、楽天トラベルによって2018年の国内旅行先年間人気上昇都道府県ランキングが発表されました。
今年1年の国内旅行の予約人泊数(=予約人数×泊数)をもとに、前年同期比の伸び率が高い順に並べたものです。
順位 | 都道府県名 | 前年同期比 |
1位 | 沖縄県 | +17.7% |
2位 | 千葉県 | +16.4% |
3位 | 埼玉県 | +15.6% |
4位 | 奈良県 | +14.6% |
5位 | 大阪府 | +14.4% |
なんと、埼玉県が旅行先人気上昇ランキングで3位に食い込んでいます!!
人気があるのはあのエリア
特に好調なのが、前年同期比+22.9%(約1.2倍)となった「熊谷・深谷・本庄」エリア。
来年はラグビーワールドカップが熊谷ラグビー場で開催されますが、それに伴って注目度が上昇しているようです。
私も実際に熊谷駅周辺のホテルに泊まってきましたが、来年は多くの観光・宿泊客で賑わいそうですね!
同じく「秩父・長瀞」エリアも前年同期比+16.3%(約1.2倍)と急上昇中。
都心からから電車で1時間半という立地ながら、春はポピーや芝桜、夏はホタル、秋は紅葉、冬は氷柱と、四季折々の自然を満喫できるスポットとして注目を集めているのだそうです。
書き終えての所感
満足度ランキングも残念な結果に終わってしまいましたが、観光地としての人気度がより高まれば満足度の向上や県民自身の県に感じる魅力度の向上ももたらされることでしょう。より観光地としての人気度を高めていくためにも、しっかりとした受け入れ体制の整備や情報発信を行っていかなければならないことでしょう。