平成18年(2006年) ふじみ野市立大井プール事故

平成18年(2006年)7月にはふじみ野市にあった市立大井プールで大変痛ましい事故が発生しました。


所沢市在住の小学2年生の女の子が、流れるプール内の吸水口に吸い込まれて命を落としてしまったのです。

その後の捜査で、同市からプールの管理委託を受けていた事業者が下請け企業に業務を丸投げしていたことやプール監視員にきちんとした研修や指導を行なっていなかったこと、そして問題の吸水口の蓋が外れていたにもにも関わらず適切な対応が行われていなかったなど、管理体制の不備が大きくクローズアップされました。

同プールは救助活動でプールサイドを掘り起こしたことや老朽化などがあり、解体処分となりました。

同事故を受けて県内外でも公営プールを廃止した自治体が少なからずあり、社会インフラの安全性について考えさせられた事故でした。

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平成19年(2007年) 鉄道博物館オープン

平成19年(2007年)には、さいたま市大宮区に鉄道博物館がオープンしました!

それまで東京・神田にあった交通博物館が施設の老朽化などにより移転することになりましたが、地元経済界の声などを受けて古くから鉄道の街として名を馳せていた大宮の地に移転オープンすることになりました。

同年の鉄道の日にオープンした同館には、鉄道車両を中心に交通博物館時代の展示物はもちろん新たに加わった展示物も数多くあり、非常に見応えのある施設となりました。

なお、同30年7月には拡張工事の末に南館が新たにオープン。400系新幹線をはじめとし鉄道車両や鉄道のお仕事体験ができる展示などが新たに加わっています。

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平成20年(2008年) イオンレイクタウンオープン

平成20年(2008年)には、越谷市に日本最大級のショッピングセンターであるイオンレイクタウンがオープンしました。

東京ドーム7個分にも及ぶ広大な敷地にできた同施設。周辺エリアで開発の進んでいたニュータウン・越谷レイクタウンの主要施設として建設されました。当初は「Kaze」と「Mori」の2つの建物で営業が始まりましたが、同25年にはアウトレット棟がオープンしています。

核店舗となるイオンをはじめ700以上のテナントが入居する同施設には、東京ディズニーリゾートの倍にあたる年間5000万人もの人々が訪れます。

この時期は県内各地でもショッピングモールの建設が進んでおり、ララガーデン春日部(同19年)・モラージュ菖蒲(同20年)・ららぽーと新三郷(同21年)などがオープンしています。

平成21年(2009年) 連続テレビ小説「つばさ」放送

そして平成21年(2009年)の3月から9月にかけて、川越市を舞台にしたNHK連続テレビ小説「つばさ」が放送されました。それまで埼玉県は同番組の舞台になったことはなかったため、これをもって同番組では全都道府県が舞台になりました。

多部未華子さん演じる川越の老舗和菓子屋「甘玉堂」の跡継ぎである玉木つばさが、ひょんなことから地元でコミュニティFM放送局を立ち上げる模様をコミカルに描いています。

それまでの連ドラとは異なり、サンバダンサーの登場や家庭内のドタバタなどコミカルなシーンが多い同作。楽しい反面、朝の番組にしてはテンションが高すぎるという声もあったようです。

さらに、平均視聴率も13.8%とそれまでの過去最低を更新してしまいました。

しかし根強いファンも多く、川越には同作の撮影に使われたトロッコが今も残されています。

 

最終回となる次回は平成23年(2011年)〜31年(2019年)までの出来事を振り返ります。

つづく

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