15の春にサクラサク 埼玉県立高校で入試合格発表

埼玉県立の公立高校の合格発表が3/3(金)に一斉に行われた。

全日制・定時制142校で35,673名が入学許可候補者となり、桜の季節も近く各校で喜びの声が多く聞かれた。

一番乗りは合格に自信

このうち、共学校としては県内トップの偏差値となる県立大宮高校(さいたま市大宮区天沼町、鎌田勝之校長)では普通科321名理数科40名が入学許可候補者となった。倍率は普通科で1.39倍で理数科2.20倍。

例年合格発表日の9時にウェブ上で入学許可候補者の受験番号を発表し、10時より同番号一覧を校内に掲示。9時より入学許可候補者への書類配布などを行なっている。

同日9時のウェブ上での発表はアクセスが集中したが、9時直後にウェブ上での発表を見た最初の入学許可候補者が母親と書類受領に来校。一番乗りとなったのは、普通科の合格を勝ち取った所沢市立所沢中学校(所沢市けやき台)の女子生徒。遠方からの来校だったが「平日は8時間、休日は12時間、たくさん勉強しただけに受かって当然だと思っていた」と合格に自信もあったという。

将来の夢は「東大文一に入って弁護士になりたい」と同生徒。勉強第一ではあるものの卓球部に入れればと、これから始まる高校生活に胸を踊らせる。

「同じ塾で経験値積めた」

続けて書類受領に来校した大宮東中学校(同区堀の内町)の男子生徒は、合格が決まったことについて「ホッとした」と安堵。昨年の春休みからずっと受験勉強をしていたが、入学後は卓球部に入りたいという。将来の夢を「世の中が元気になるものづくりができれば」と語った。

豊野中学校(春日部市銚子口)の男子生徒は、校風に惹かれて同校を受験し見事合格を勝ち取った。合格の秘訣を「小学4年生の冬から同じ塾に通って経験値を積めた」と語った。東大進学も視野に入れるも、今後の進路は自分の心に相談したいという。

スポンサーリンク

番号見つけ喜びあらわ

同日10時の入学許可候補者の受験番号掲示が近づくと、同校を訪れる中学生やその保護者も多くなってきた。同日は授業日だったが、同校生徒も休み時間になると窓から顔を出し掲示の様子を見守った。

ウェブ上の発表を見る者が多いが、ウェブ上の発表を見ず現地の掲示で合否を知ろうとする者も少なくない。

その一人で理数科を受験した鳩ヶ谷中学校(川口市鳩ヶ谷本町)の女子生徒は母親とともに来校。掲示で自分の受験番号を見つけると「めっちゃうれしい」と喜びをあらわ。難関の理数科の合格を勝ち取れた秘訣は「友達や家族やみんなのおかげ」。将来は航空関係の仕事に就きたいと目を輝かせた。

このほか、掲示された自分の受験番号を指差し写真を撮る者の姿も多く見られた。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事