一般客も大歓迎 大宮市場で年末特別大売り出し12/30まで開催中

埼玉県内最大級となる大宮市場(大宮総合食品地方卸売市場、さいたま市北区吉野町)において、年末の恒例となる年末特別大売り出しが12/30(金)まで開催されている。

魚・肉・青果と新鮮かつ豊富な商品を多数揃え、年末年始の家庭需要にも応えている。

市場動向を体感ー市長ら視察

12/26から12/30まで毎朝8:30より開催されている同行事では、同市場内の大宮中央青果市場・埼玉魚市場あわせて100近い店舗が営業。伊達巻きやかまぼこといったおせち料理の食材をはじめマグロやカニやステーキ肉といった年末年始を彩る食材を販売する。12時終了だが、各店舗により前後。

12/28の回では、清水勇人さいたま市長と三神尊志市議会副議長が視察。各店舗を回り従業員と談笑したり実際の商品を手に取ったりした。

県が12/23に発表したところによると、県内の海産物価格は天然真鯛やいくらが前年並みながらも、煮ダコや数の子やマグロなどは高め、かまぼこや伊達巻はやや高め。野菜についてもごぼうは高め、白菜や生椎茸はやや高めと、冬や正月に需要が高まる食材の価格が高くなっている。それでもれんこんや里芋は安く、まだらはやや安い。

そうした価格動向も従業員から聞かされ、市場動向を把握していた。

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変わる需要下で店舗も挑戦

野菜やワインや調味料など業務用食材を多く扱う関東食糧大宮市場店は、来場客に向けた試食を提供。同社で扱う北海道産の落ち葉きのこをはじめ上州ねぎなどを卵で閉じたスープで、寒い中多くの来場客に好評。

コロナ禍で飲食店の営業短縮が相次ぐ中、油や小麦といった必需品を除き在庫を避けるべくケース単位での注文が少なくなってきているという。インターネットの普及で仕入のスタイルも変わりつつある。

そのような中でも、「来年も、美味しいものを食べたい人に寄り添っていきたい」と食に精通した同店としても意気込む。

マグロ専門仲卸店のはじめ水産も、インドマグロブツなどを特価販売。キャラクターを描いた手書きのポップや看板も目を引き、同行事を盛り上げている。

この1年はコロナに振り回されたといい、食材の値上りが現実になる中でトロから赤身に切り替える動きもあったという。それでも家庭用需要の開拓へオリジナルの葱鮪鍋を開発し、同行事でも本格販売に乗り出している。今後はBASEに設けた同店ECサイトでも販売を始める予定。

「大変な1年だったけど、来年は楽ができる1年になれば」と来るべき年に期待をかける。

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ギャラリー

行事に関する問い合わせ先

大宮市場開設運営協議会

  • 住所:〒331-0811 埼玉県さいたま市北区吉野町2-226-1
  • 電話:048-667-0801

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