
こんばんは。
大宮以外の埼玉・熊谷市編第4回です。
以前も行った場所でありますが、今回はこの場所を観光地という視点でフィーチャー。
来年どころか来月にも熱き戦い!
循環バスでどこ行こう
さて、妻沼をぐるっと回って熊谷の中心熊谷駅に帰ってきました。
まだ明るいし、これからどこに行こうか。
画像は撮り忘れてしまったのですが、反対側の熊谷駅南口から市の循環バスが出ていることを知り、南口へ移動。
ちょうど来たバスに乗り込みます。¥100でどこまでも行ける、便利なバスです。さて、どこに行こうか。
1ヶ月早く来ちゃいました
そして15分ほどバスに乗って降り立ったのが、この場所。
大宮サポーターの皆様ならご存知、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場です。
2004年の彩の国国体に合わせて2003年に完成した、収容人数15329人の陸上競技場。年に一度の大宮のホームゲームだけでなく、天皇杯の試合や高校サッカーの会場として毎年使われています。もちろん、球技だけでなく彩の国マラソンなどの陸上競技も行われていますよ。
この日は特にイベントは行われていませんでしたが、正面入り口から青々としたピッチの様子を見て取ることができました。
後述するように、来月の試合が楽しみだなぁ。
来月9/15は熊谷決戦!
ちょっと脱線しますが、そんな熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で今年も大宮アルディージャのホームゲームが行われます。
9/15(土)18:00KickoffでFC町田ゼルビアと対戦します!
町田といえばアウェイで惜しくも敗れた相手。現時点でプレーオフ圏内につける強敵ですが、熊谷でリベンジを果たしてJ1復帰への足がかりとしてほしいものですね。
頑張れ、大宮!
県内屈指の巨大公園
スポーツ施設だらけの公園
そんなわけでやって来たのは、熊谷市のほぼ中央に位置する熊谷スポーツ文化公園。
陸上競技場以外にもくまがやドームや補助陸上競技場、さらには来年のラグビーW杯の会場の一つである熊谷ラグビー場を有する埼玉県内屈指の大型公園です。
特にスポーツに使われる施設が多いことから、スポーツ文化公園という名前がつけられたようですね。
地図を見るだけでも、橋を挟んで東西に分かれていてかなり広大な公園であることがお分かりいただけるかと思います。
実は30年前にもイベント会場だった!?
前述したように熊谷ラグビー場を有する同公園。
世界中から多くの人々が足を運ぶことが想像できますが、実は今から30年前の1988年にも多くの人々が詰めかけたイベントの会場であったことを、皆様はご存知でしたでしょうか?
それが1988年に開催された'88さいたま博覧会。
「自由-躍動する未来の創造」を合言葉に同年3/19〜5/29の72日間にわたって開催された地方博覧会です。
博覧会というと、どうも大阪万博やつくば科学博や愛知万博というものを思い浮かべがちですが、あれは世界各国に向けた国際博で、さいたま博の地方博覧会はどちらかというと国内に向けた博覧会ですね。
渋沢栄一や埼玉県内を中心とした各企業・団体の紹介ブースをはじめ、リニアモーターカーの試乗なども行われ、13年後に迫った21世紀に思いを馳せるイベントとなりました。
こちらは中日映画社の映像。
パビリオンだけでなく、遊園地のようなアトラクションや県内各自治体の皆様による伝統芸能の披露もあったようですね。
72日の会期中に約250万人もの人々が訪れた同博。
閉幕に伴って同博に向けたパビリオンやアトラクションは取り壊され、跡地に同公園が設けられたというわけです。
その後2004年の彩の国国体に合わせて、陸上競技場などがあるエリアが拡張されています。
今も残る博覧会の名残
盛況のうちに幕を閉じた同博ですが、県内には同博の名残も残されています。
その一つが、秩父鉄道が運行している東京に最も近いSLことパレオエクスプレス。
同博の開催を記念して、それまで鴻巣の小学校に展示されていたC58型蒸気機関車を復活運転させたものです。
30年経った現在でも運行を続けており、3〜12月の土日祝日を中心に熊谷〜三峰口を走っています。
全天候型のくまがやドーム
時空探偵的なことはこれくらいにして、公園を廻っていきましょう。
その名も彩の国くまがやドーム。
ドーム屋根に覆われた施設で、テニスコート8面分の多目的運動場とバレーコート4面分の体育館から構成されます。
中に入るとこんな感じ。テニスやゲートボールといったスポーツ大会だけでなく物産展などのイベントにも多く使われる同施設ですが、この日は中学生のテニス大会が行われていました。
ちなみにこの屋根が4年前の2014年2月に首都圏を襲った大雪で大きく破損し、1年近く使用できなかったことがあったんですよ。
公園めぐりはレンタサイクルで!
それにしても、こんなに広大な公園を徒歩で巡るのはちょっとしんどいかも。
そんな心配はご無用。
ドーム内にある公園事務所では、レンタサイクルのサービスも行なっております。
2人乗り用など変わった自転車も多いのですが、大人向けのものはこちら。
9:00〜16:00(受付は15:00まで)の間に1時間あたり¥350で借りることができます。(小学生未満¥250/1時間、2人乗りは¥500/1時間)
なお、自転車の利用範囲は陸上競技場などがある公園の東側エリアのみとなりますので、その点はご注意を。
憩いの場・セラピーガーデン
さて、自転車に乗って公園の東側をぐるっと巡ってみましょうか。
やり投げやハンマー投げの会場に使われているようですね。
そのすぐ横には、セラピーガーデンという庭園があります。
その名の通り、人々の憩いの庭園として整備されたもので、敷地内には熊谷市内だけでなく鴻巣や深谷など周辺地域の方々が寄贈された花々が植えられ、鮮やかに辺りを彩ります。
他にも遊具や水遊び場も設置されており、多くの子どもたちの笑い声が絶えない場所になっています。
暑い日は、やっぱりここで水遊びに限りますなっ!
まだまだあるぞおもしろ遊具
また、バッテリーカー広場のさらに西にもお子様に向けた子ども広場があります。
こちらにも大きな遊具があり、多くのお子さんが楽しんでいらっしゃるようでした。
ネットをチューブ状にしてジェットコースターのようにひねりを入れて、その中のロープをつたっていくというS級難易度の遊具です。
これ、子どもの頃にどこかのアスレチックでやったことあるけど、全身筋肉痛になった記憶がある…。
こんな遊具があるのも、さすがはスポーツ文化公園といったところなのでしょうか。
猛暑対策の最終兵器!?
そして、くまがやドームの正面にも大きな芝生の自由広場があるのですが、そこでとんでもないものを見つけてしまった。
それがこちら。映像で見ていただいた方が早いかと思います。
なんとまあ、三角コーンの先っぽからミストが吹きて出ているではありませんか。
いろんな意味で話題を呼んだ行田市のものつくり大学が送る、究極のミストです。その名もミストコーン。
ま、まさか、ものつくり大学は我々の知らぬ間にこんなものを生み出していたのか…。
日進月歩とはよくいったもので、この先ますます猛暑が予想される中でどんな猛暑対策ツールを生み出すのか、目が離せないですな!
熱戦を待つラグビー場
橋を渡って西側へ
では、いよいよラグビー場のある公園東側へと足を踏み入れてみましょう。
西側に降り立つと、すぐ見えてきたのがラグビーグラウンド。
補助グラウンドとして使われているようですね。
なお、前述のさいたま博は主にこの公園の西側エリアが会場になっていたという話です。
急ピッチで進む改修
こちらが来年のラグビーワールドカップで試合会場の一つとなる熊谷ラグビー場です。
1991年に完成した同施設。
完成以来、埼玉県内の高校ラグビーやトップリーグの試合会場としても使用される、埼玉を代表するラグビー場です。
この度、ラグビーワールドカップの試合会場に決まったことで、同施設も国際大会規格に合わせる必要が出てきました。
そのため2016年6月から今月いっぱいまで改修工事がなされています。
主な内容といたしましては、客席の増加や屋根拡張、ナイター照明や大型映像装置の設置などになります。先日
こちらは新たに増設された東側メインスタンド。
まだ誰にも使われていない階段が、真新しいです。
他にも、大型映像装置の設置も外から確認しました。
工事も終盤の現在は、正面広場の改修が行われているようですね。
趣変わらぬ西側メインスタンド
今度は施設の反対に回り、従来から存在した西側メインスタンドの様子を見てみます。
こちらは案内板の設置や屋根の増設などはありますけど、基本的には変わっていないようですね。
目印になっていたラグビーボールのオブジェもそのままです。
他にも、ちょっと写真は撮れなかったのですが、スタンド内の高校ラグビー出場校のプレートもそのままでした。
こけら落としは10/20!
そんなわけで、来年の大会に向けて期待が高まる熊谷ラグビー場ですが、今月いっぱいで改修工事は終了します。
気になるこけら落としですが、10/20 15:00Kickoffのラグビートップリーグ・パナソニックワイルドナイツvsキャノンイーグルスの試合になります!
ぜひ、新たに生まれ変わったラグビー場に、足を運んでみませんか?
さて、熊谷市編まだまだ続きますよ〜。
次回も見てくれないと、悔しいですっ!!!!
つづく
施設紹介
- 住所:埼玉県熊谷市上川上300
- 電話番号:048-526-2004(公園管理事務所)