紅花の里は市制50周年 桶川市べに花ふるさと館を訪ねる

埼玉県中東部にある桶川市が今年11/3で市制施行50周年を迎える。

紅花の里として全国的に有名な同市だが、紅花の里の中心となっているべに花ふるさと館を訪ねた。

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桶川市について

同館の模様に先立ち、桶川市について簡単に紹介する。

市のプロフィール

県中東部に位置する同市は人口74,345人の市。

JR高崎線・国道17号(バイパス含む)が市域を縦断、および圏央道が横断する。街の中心は市内唯一の鉄道駅であるJR高崎線桶川駅だが、圏央道では桶川北本インターチェンジと桶川加納インターチェンジも設けられている。

江戸時代より中山道桶川宿として栄えてきた同市地域での名産は紅花。「桶川臙脂」として最上地方に次ぐ収穫高を誇っていたという。他にも麦やサツマイモが明治期より生産されてきた同市では蔵造りの街並みも残っている。

農業も盛んに行われているが、近年では東京のベッドタウンとしての発展も著しい。

市制50周年で記念事業予定

そんな同市は今年11/3に市制施行50周年を迎える。大阪万博があった1970年の同日に県内31番目の市として誕生したが、以降合併もなく現在に至る。

これにあたり同市でも様々な記念事業を予定している。

その一つが記念ロゴマークの策定。市内4の中学校生徒よりデザインを募ったが、加納中学校1年の渡邉大志さんによる上図デザインに決まった。

名産の紅花をモチーフにした同市ゆるキャラのオケちゃんが、桶より身を乗り出している格好だ。

なお埼玉県内では今年、志木市(10/26)や和光市(10/31)や新座市(11/1)もカッコ内の日付に同じく市制施行50周年を迎える。

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地域を見守る古民家

蝋梅咲く長屋門

道路より同館への入口に入ると、駐車場を経て向こうに見える長屋門まで長い日本庭園がある。

庭園には季節の花木が植えられておりちょうど蝋梅が咲いていた。黄色い花によって今いる場所も忘れてしまいそうなとても心地の良いにおいが辺りに漂う。

その先に見えるのが長屋門。幅にして15mほどはあろうかというほどだが重厚な作りで、ここに住んでいた人がそれ相応の富や栄誉を築いていていたことが感じとられる。

市に寄贈された古民家

同門を潜ると、広大なタイル敷の広場と明治期頃にできたと思しき古民家母屋が視界に飛び込む。

もともと同館一帯はこの地の名士たる廿楽氏(つづらし)が有する築約100年の古民家であった。1994年より同市では紅花をシンボルとしたまちづくりとして「べに花の里づくり事業」に取り組んできたが、跡取りがなくなった同氏より一帯の寄贈の話を受ける。

これを受けて同市も紅花の里の拠点として同館を活用することを決断。改装を経て2000年より稼働している。

紅花の里の拠点としてはもちろん、周辺自治体との連携拠点としても機能している。

同館でできる様々な体験

紅花の里の拠点たる同館で、来館者は様々な体験を行うことができる。

敷地内にある工房では、そば・うどん打ちをはじめ陶芸や木工や書道や染物といった体験教室を定期的に開催している。

他にも昔遊びの体験や地元農産物の販売も実施している。

また母屋はもちろん長屋門内にあるギャラリーや母屋離れの和室「和心庵」など施設自体を団体で貸し切ることもできる。

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お食事処で懐かしい気分

母屋一階はお食事処

そんな母屋の1階は常設のお食事処になっている。

100年以上この地に建つ母屋の内部は土間と靴を脱いで上がる座敷から成る。

各所に座席が配されており、特に木張りの茶の間にはちゃぶ台に白黒テレビとさながら昭和の家庭のような席もある。

昔ながらの縁側もあり、ガラス戸越しに外の景色を撮るのもまた風流だ。

なお2階建の母屋の2階も同じく座敷だが、書道教室などで使われているという。11月には収穫した渋柿を軒先に吊るす昔ながらの干し柿も見られる。

手打ちうどんが自慢

少々暗いが同店のお品書き。自慢は地粉「農林61号」を用いた手打ちうどんで、地元特産の醤油を用いて古くから地域で食べられてきた味を提供している。

天ぷらにも定評があり、うどんと組み合わせて注文するお客の姿が多く見られた。野菜をふんだんに用いたかき揚げも人気で、サイズごとに「呼び出し」「新弟子」「小結」と相撲にちなんで名付けられた名前が面白い。

べに花まんじゅうで一服

今回は昼食後に訪れたので、食事以外のメニューを注文。

淹れたてのホットコーヒーと同市名物べに花まんじゅうのセットで占めて¥400。

べに花まんじゅうにはその名の通りべに花が着色料として上部に添えられている。

味は昔ながらの田舎まんじゅうといったところだが、場所が場所だけに忘れていた味を思い出したようで趣深い。

食事としての利用はもちろん、コーヒーやお茶のみの利用も可能だ。

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