軸足をさいたま市に戻して、今回は市内における食品ロス削減の取り組みについてご紹介いたします。

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食品ロスの現状

一日にお茶碗一杯分

少し前ですが、恵方巻きやクリスマスケーキの売れ残りの廃棄処分が問題となりましたね。

日本においては年間どれだけの食品の廃棄、いわゆる食品ロスが生じているのでしょうか。

国による発生量の推計のグラフ

(環境省特設サイトより)

環境省の推計によると、2015年度に国内で生じた食品ロスの量は約646万トンでした。事業者からは357万トン、家庭からは289万トンがそれぞれ排出されています。売れ残りはもちろん、食べ残しや賞味期限切れなどでの廃棄、さらに厚く剥きすぎて一緒に削がれた野菜や果物の実の部分などがこれに含まれます。

これを国民一人当たりに換算すると、1日あたりお茶碗一杯分の食品を捨てている計算になるそうです。

国連援助量の倍が廃棄!

そしてこの646万トンという数値は、国際連合(国連)が同年に食料事情が芳しくない世界各国に提供した援助量320万トンの倍にあたる数値です。

世界には十分な食料に有り付けない人々もいる一方で、世界第3の経済大国である我が国においては必要支援量を大幅に上回る食品ロスが発生している。なんとも皮肉な数値です…。

市内だけでも年間14,000トン

それではさいたま市内においては年間どれだけの食品ロスが発生しているのでしょうか。

市の試算によると、2017年度に市内の各家庭から出る燃えるゴミの約6%にあたる14,000トンが食品ロスに該当するそうです。市民一人当たり1日30g、ふりかけ一袋分の食品ロスが生じていることになります。

また市内で採れるお米の量は年間約7,370トン(2016年関東農林水産統計年報)であるため、およそその倍にあたる食品が廃棄されていることになるのです。

いつも何気なくご飯を食べていても、これだけの量の食品が捨てられているなんて考えもしませんでしたね…。

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ゆくゆくは市内全域に!たまぽん

上記のように多くの食品ロスが発生しているさいたま市。市内においても食品ロスの削減に向けた取り組みが始まっています。

余った食品はポイントに!

大宮ではないのですが、その一つが浦和美園・岩槻地区で昨年8月より始まっているフードシェア・マイレージサービス「たまぽん」です。

(たまぽん公式HPより)

これは浦和美園駅近くのアーバンデザインセンターみそのに余った食品を持参すると、100gごとに1ポイントのたまぽんポイントが貯まるというもの。集められた食品はNPO法人フードバンク埼玉を通じて福祉施設などに寄贈されます。

市内全域での実施を目指してまずは同地域で半年間の実証実験として行われましたが、利用状況も順調であったため4月以降も継続して行われています。

食品ロス削減だけじゃないメリット

たまぽんポイントを貯めるには、市がイオンと共同で発行している「さいたま市みんなで健康 WAON」(市内のイオンで¥300で発行可)が必要です。

貯まったポイントは浦和美園や岩槻地区の80のお店でお買い上げ¥100ごとに1ポイント利用できます。対象店舗でお買い物をすることによってもポイントは貯まりますよ

さらに同WAONの特徴として、利用金額の0.1%が市の健康増進やスポーツ振興にあてられます。

食品ロスを削減できてお買い物がお得になって、さらに地域振興にも貢献できるという非常に画期的な取り組みです。

スポット紹介

アーバンデザインセンターみその

  • 住所:埼玉県さいたま市緑区下野田494-1 オークリーフ1階
  • 電話番号:048-812-0301
  • 受付時間:[火曜〜金曜]10:00~19:00 / [土曜・祝日]9:00~16:00
  • 休館日:日曜日、月曜日、年末年始
  • 備考:寄贈対象となる食品、ポイント対象店舗などの情報についてはたまぽん公式HPを参照のこと

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日曜日はスープを作ろう

またさいたま市が食品ロス削減に向けて提唱しているのが「Saitama Sunday Soup」です。

野菜などの生鮮食材は手をつけずに捨てられることが多いですが、そうして余った食材を「おいしく減らす、食品ロス」というコンセプトのもと、日曜日の夜にスープにして食べつくそうという提案です。

動画内では日曜の夜に余った野菜でミネストローネを、さらに火曜日にはこれをアレンジしてカレーにしています。

ちょうど今日は日曜日ですので、さいたま市外の方でも余った野菜などがあればスープにしてみてはいかがでしょう?

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