
先週末5/25(土)、大宮総合車両センターを中心に大宮鉄道ふれあいフェア2019が盛大に開催されました。
各会場の模様をご紹介いたします。
普段は見られない内部 大宮総合車両センター
早朝から出だし好調
まず管理人が向かったのは、メイン会場となる大宮駅北側のJR東日本大宮総合車両センター。
10:00の開門でしたが、その30分ほど前から500人近い方々が列をなしていました。
この日は熊谷で最高気温が34.0度まで上がり、大宮でも熱中症が心配されるほど気温が上がりました。
それでも朝早くから鉄道ファンを中心に家族連れなど多くの方々が同センターに詰めかけました。
見て体験する鉄道の現場
年に一度この日のみ公開されるセンター内では様々な展示がされましたが、メインは整備のお仕事見学。
主に鉄道車両の整備や検査、改造工事などを行う同センター。スタッフの方々が実際に車両に使用される台車を組み立てて、その手さばきに多くの見学者の方々から驚きの声が上がりました。
実際にお仕事を体験できるコーナーもあり、車輪を引っ張るコーナーでは重たい車輪を懸命に引っ張るお子さんの姿が見られました。
普段はそこまで意識しませんが、鉄道車両ともなると人力じゃ扱えないですね・・・。
他にも人気だったのが車掌体験。鶴見線で使われる車両を用いて実際に車掌用マイクからアナウンスを行うのですが、お子様を中心に1時間超待ちの長蛇の列ができました。
機関車も特別仕様
そして車両展示もメインの一つ。
こちらは貨物列車や臨時列車の牽引などに使用されるEF65という電気機関車ですが、以前は寝台特急ブルートレインの牽引も担当していたため、ヘッドマークを高々と掲げての展示です。
「富士」号に改元をあやかった「令和」号です。
こちらは寝台特急カシオペアの電源車として使用されるカヤ27と牽引機のEF81電気機関車。
多くの鉄道ファンの方々がカメラを向けられました。
貨物輸送を支える力持ち
JR東日本の車両センターのみならず、併設のJR貨物大宮車両所でも内部の公開が行われました。
東京〜青森など普通の旅客列車に比べて長距離の運行になる貨物列車。
付け替えは行いますが機関車への負担も大きいです。同車両所ではそんな長距離の運用に就くJR貨物の機関車の検査や整備を実施しています。
こちらは中央本線や上越線などの運用で使用されるEH200電気機関車。
BLUE THUNDERという愛称もついていますが、その名の通り青く塗り直している作業途中のようです。
最近はシール塗装をおこなう車両も増えてきていますが、下地はちゃんとペンキで塗装するんですね。
もうじき見納め?185系試運転電車に乗る
そして毎年恒例のお楽しみが試運転電車。今年は特急踊り子号などに使われる185系電車が使用されました。
乗車には整理券が必要ですが、なんとかゲットしました。
ちなみのこの185系、製造から40年近く経過していますが近いうちに踊り子での運用は別の車両に置き換えられる予定です。
— み〜て大宮ーサイタマ、ツナガル (@miteomiya) May 25, 2019
そして列車はセンターから鉄道博物館前まで伸びる試運転線を走ります。車検を終えた電車が走る線路ですが、最高で時速70kmまで出せるようです。
鉄道博物館側からは電車に向けて手を振ってくださった方々もいらっしゃいました。
同館でセンター方面へ折り返し、10分ほどの小さな旅は終わりました。