おおみやストリートテラスが令和2年度土地活用モデル大賞で国土交通大臣賞受賞

アーバンデザインセンター大宮(大宮区宮町)が主体となって進めているおおみやストリートテラスが、都市みらい推進機構による令和2年度土地活用モデル大賞において国土交通大臣賞を受賞した。

産官学民で進めてきた取り組みが高く評価されての受賞となった。

おおみやストリートテラスとは

2017年より行われている同企画。

大宮駅東口地域を中心とした都市計画道路において、供用開始後をイメージしつつテラス型の休憩スペースや模擬店として利活用する社会実験となる。

初年度は事業期間中の「道路工事中」段階を、2018年・2019年は「用地取得」段階の道路予定区域をそれぞれ沿道敷地と一体的に利活用してきた。

コロナ禍における今年の開催では、大宮一番街において各店舗がテラス席を設けWithコロナ時代の商業地域のあり方を模索している。(11/30まで)

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受賞にあたって

評価ポイント

今回国土交通大臣賞を受賞した土地活用モデル大賞は、全国各地の優れた土地活用を紹介してその普及を図ることを目的に国土交通省後援のもと同機構が毎年実施しているものになる。

以下3点が評価されての受賞となった。

  • 地元事業者の発見、育成を図るとともに、公共空間利活用の知見を蓄積
  • 店舗等が減少・低未利用地が増加する街路沿道において、新たなストリートでのアクティビティや経済効果を創出することにより、賑わいや市民の営みの持続に寄与
  • 産官学民が連携した実行委員会を組成し、既存商店会組織をアップデート。「沿道経営体」として街路沿道の持続的なマネジメントを可能とする体制を創出

受賞を受けての感想など

受賞が決まった時には、地域一体で協働を積み重ねてきた成果が国土交通大臣賞という形で評価され、大変嬉しく思ったと同センター。これまで一緒になって同企画に取り組んできた関係者に感謝するとともに、この喜びを分かち合いたいとしている。

どのような取り組みが功を奏したかという問いに対しては、拡幅される道路予定地という都市の隙間を用いて、まち全体の価値を高めていく取り組みを、地域の関係者実行委員会を組み、産官学民の連携によって実施している点が評価されたと分析する。将来的に整備される大宮駅GCS構想や公共施設再編などのプロジェクトへの展開を見据えた取り組みである点も重要だったとしている。

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地域・読者へのメッセージ

・今後はどのように地域と関わっていきたいか、どのようなことを予定しているか
おおみやストリートテラスはこれまで西通線や一番街で実施してきましたが、今後更に地域の主要回遊動線を中心に展開していければと思っています。その際には、各ストリートによって性格が異なるので、沿道の方と対話を重ねてそれぞれのストリートの特徴が現れる取り組みとしていきたいです。

・読者や地域へのメッセージ
おおみやストリートテラスは、地域の皆さん自身で作り上げていく取り組みです。出店者、サポーター、運営など様々なかたちで参画いただけますので、ご興味のある方はお気軽にご連絡をいただければと思います。
ぜひ一緒に大宮らしい新たな日常を作っていきましょう!

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