埼玉縣信用金庫(本部：熊谷市久下、橋本義昭理事長)は、6/30までビジネスマッチングイベント「さいしんビジネスフェア2021」をオンライン上で開催している。(特別協賛：川口信用金庫、青木信用金庫、飯能信用金庫)
コロナ禍で展示会および商談会の開催も難しくなっている中、オンライン上のバーチャルブースやコンテンツ展開・ECサイトとリアル会場での展示・商談展開を通じて、新たなビジネスマッチングイベントのスタンダードを目指したハイブリッド型のマッチングイベントになる。
さいしんビジネスフェアについて
(2019年開催分実施報告書より)
2015年より隔年で開催されている同フェアは、県内の中小企業にビジネスマッチングによる販路拡大の機会を提供し、地域・人・技術のマッチングによる地域創生の実現などを目的としたビジネスマッチングイベント。
さいたまスーパーアリーナで行われた前回2019年6月の開催は、265の団体・企業が参加し15,098人の来場者を集めた。
商談実施件数も約2,900件に上り、県内を代表するビジネスマッチングイベントになっている。
オンライン開催について
バーチャルブース展示
ハイブリット型となった今回の開催においては、オンラインの特設サイトを会場にバーチャルブースという形で約300の企業・団体が出展。
業種も機械・部品加工からAIやバイオや食品と幅広い。パーティションや空気清浄機とコロナ禍において需要の高まっている製品をPRする事業者もいる。
後述するオンラインショップとの相乗効果もあり「『食』分野への注目度がやや高いようです」と同フェア事務局。
オンラインとはいえ、各ブースでのイベント感としての演出にもこだわった。
各ブースでは、PDF資料や企業・団体を紹介する動画も公開。リアル開催と同じ感覚で各ブースを見て回ることができるのが特徴だ。
オンライン商談の申込
各ブースでは、オンライン会議ツール「Zoom」を用いた商談を申込可能。チャット機能を用いて希望日時を選択し商談予約を行う。
出展企業やバイヤーによる商談のみならず、オンラインの特性を生かして全国の一般企業が商談を申し込める。5/10の公開よりすでに多くのオンライン商談が行われているという。
なお、商談予約にはオンラインシステムの会員登録が必要(無料)
《さいしん》特産品オンラインショップ
オンラインブースに合わせ、全国各地の信用金庫職員イチオシの埼玉県内外の食を紹介するECサイト「《さいしん》特産品オンラインショップ」も8/9まで展開中。
肉や海産物や農産物など、県内はもちろん全国各地より地元で人気の名産品から知る人ぞ知る隠れた特産品やオンライン初出品の商品と、こだわりにあふれた品を多く集めた。「長年に渡って地元企業の皆さまと密接に関わってきた私たちだからこそのラインナップ」と品揃えにも自信を持つ。
利用にあたって会員登録は不要で支払方法はクレジットカードのみ。沖縄県や離島・海外への発送には非対応。
その他オンラインコンテンツ
バーチャルブースやECサイト以外にも、同フェア特設サイトにおいては同金庫のオンラインテーマ展示も実施中。
同金庫の歩みをはじめ、旅のいきがい大学やさいしんコラボ産官学など、同金庫による地域活性化に向けた取組をテーマごとに紹介している。
オンライン開催概要
- 実施日：2021/5/10〜6/30
- 備考：商談申込には会員登録が必要
- 実施日：2021/5/10〜8/9
リアル会場開催について
(同フェア特設サイトより)
6/9(水)には、さいたまスーパーアリーナを会場にしてリアルの場でのフェアを開催。
県内100の企業団体がブースを出展し、オンラインでは伝えきれない技術・製品・サービスに直接触れ商談できる場を提供する。
また、Youtubeの特設チャンネルを用いた動画のライブ配信および収録も実施。「メインチャンネル」では経済ジャーナリストの渋谷和宏氏を講師に迎え「日本経済の行方 コロナ禍を乗り越え輝く企業・輝く人」をテーマとした基調講演(10:00〜)や全国の11の信用金庫による食や観光を紹介する「ふるさとお国自慢」(13:00〜)を配信。「ビジネスチャンネル」「オンラインショッピングチャンネル」では約50の企業によるプレゼンテーションを配信。いずれも録画した模様は6/10以降にアップされる。
「オンラインを活用したプレゼンテーションも初めての試みであり、ぜひご覧いただきたいと思います」と同フェア事務局。
リアル会場開催概要
- 開催日時：2021/6/9(水)10:00〜18:00
- 開催場所：埼玉県さいたま市中央区新都心8 さいたまスーパーアリーナ
- 備考：同フェア特設サイトより事前来場登録が必要(無料)
地域・事業者へのメッセージ
過去3回はリアル会場中心のマッチングイベントだったが、今回はオンラインに重点を置いた初の取組となる。
感染拡大防止に十分に配慮しながらビジネスマッチングの機会を提供する試みであるため、同フェア事務局も積極的に活用して欲しいと呼びかける。
同フェアに先立ち、同金庫では県内のテイクアウトやデリバリーができる店舗をオンラインで紹介する「さいしんのれん街」などを通じて、地域の事業者を支援している。
「今後とも金融面のみならず、事業者の本業を支援に取り組んでいきたいと思います」と同フェア事務局。
問い合わせ先
◇さいしんビジネスフェア2021事務局(埼玉縣信用金庫地域創生部内)
- 電話：0120-400-508 (平日9:00～17:00)
- メール：office@saishin-bizfair.jp
