
こんばんは。
大宮以外の埼玉・ときがわ町編第3回でございます。
NACK5の送信所も見たことだし目標達成〜と思いきや、ここからが本番。
次はこんなスポットに行ってみました。
アンテナ天国ときがわ町
嗚呼、懐かしの東秩父村
こうして飯盛峠送信所に無事に到達した私。
車に乗り、次なるスポットを目指します。
うねる山道をハスラーで走り、町の西側を時計回りに巡っていきます。
こちらは、大宮以外の埼玉シリーズ記念すべき第1回で取り上げた東秩父村とときがわ町の境にあります。あらやだ、巡り巡って戻って来たのね。
久しぶりに銀鱗亭まで行ってみようかなんて思ったけど、いやいや今回はときがわ町がメイン。はやる気持ちをおさえつつも、右折します。
スポット紹介
◇白石峠
- 住所:埼玉県秩父郡東秩父村白石
ここにも送信所発見!?
そうして車は右折し、ときがわ町と東秩父村、そして小川町との境に近い堂平山の頂上を目指していきます。
こんなところでも自転車で山登りをされる方が多いこと多いこと。
途中ちょうど9合目くらいの場所に車を停め、徒歩で移動。
この坂を登ると、これまた面白いものがあるようです。
その面白いものとは…、飯盛峠のものほど大きくはないけどこれまた送信所!
NHKラジオの発信局は久喜市菖蒲にあるのですが、秩父や北関東に向けてラジオ電波を届けるために設けられているのが、この堂平無線中継所です。
まだまだあるぞアンテナが
また、ギリギリ東秩父村に入ってしまうのですが、このすぐ隣には東京大学地震研究所の堂平地震観測点もあります。
ついでにこの300mほど手前の地点には、大気の状況を観測する環境大気東秩父測定所もあります。
トドメに、写真はないのですが堂平無線中継所から堂平山の頂上に向かう間にドコモの中継局があったりと…。
関東一円を見渡せるロケーションで電波も届きやすいということで、こんなに送信所の類が設けられているんですかねぇ?
スポット紹介
◇NHK堂平無線中継所
- 住所:埼玉県比企郡ときがわ町大野
まさかの泊まれる天文台
関東一の展望堂平
そして標高876mの山頂付近にたどり着くと、なにかの施設の入口が見えてきた。
どんな施設があるんだろう?
「よかんべ関東一の展望堂平」
実際、この場所からの眺めは良さそう。
これだけの標高だから、関東平野が一望できるよ。
やっぱりここにも発見…
そして、ふと上を見るとなんだか天文台のようなものがある!
近くに行ってみるとこんな感じ。ちょうど山頂にある天文台のようです。
そしてその周りには…、多くのアマチュア無線技士がアンテナを展開中。
それだけアマチュア無線技士の中でもメジャーなスポットなんでしょうけど、ここでもアンテナなのね。
天文学をリードした天文台
1962年に設置された同天文台は、東京からの交通のアクセスの良さや冬場の高い晴天率で、岡山天体物理観測所と並び日本の天体観測をリードしてきた観測所でした。
設立以来、数多くの天体現象の観測が行われた同天文台。
中でも惑星や小惑星などの観測で多くの成果を上げ、天王星のリング発見の際にも同天文台で観測が行われていたといいます。
しかし都市機能の郊外への拡張によって空のコンディションが悪化したことや、設備が旧式だったことから、2000年をもって38年の役目に終止符を打ちました。
ですが、当時の都幾川村の強い希望で同年9月をもって同村に譲渡され、2005年に自然を活かした森林体験施設「星と緑の創造センター」として生まれ変わることになりました。
今でも一部で現役
そんな同天文台ですが、老朽化は進んでいるものの91cm径反射望遠鏡が現役時から引き続き設置されており、定期的に星空観測会も行われています。
3~12月の第2・4金曜日に行われているようですね。
また、同センターは主にキャンプ場として整備されているのですが、中でもこの天文台は従来からあった仮眠施設を活かして宿泊施設として整備されているんです。
つまり、天文台に泊れるということ。
レギュラーシーズンだと定員5名で¥13,390で泊まることができるので、天文ファンの皆様にもオススメかも。
手作りのブルーベリードリンク
そして、天文台には土日祝日限定でちょっとした休憩所も設けられています。
カレーや豚汁などの軽食を始め、ブルーベリーヨーグルトドリンクをその場で作ってくれるのだとか。
実際に¥200払って飲んでみました。ミキサーでブルーベリーやヨーグルトをかき混ぜて作ってくださるんですよ。
ブルーベリーはセンター内のブルーベリー園で栽培したもののようで、飲んでみると甘くて美味しいですね!
食堂の方曰く、1度でも気温が違うとこのドリンクの出来栄えも大きく変化するんだとか。山頂というだけあって、それだけ特殊な環境なんでしょうね。
見えたぞメットライフドーム!
西方面を見ると、秩父の市街地が広がっています。秩父の山々もはっきり見える!
ちなみに、写真手前の丘はパラグライダーの出発点にもなっています。
お、あの白いのはさいたまスーパーアリーナかな?それともくまがやドーム?
そこから南側を見ると、まん丸としたドーム。間違いない、あれは所沢のメットライフドームだ!
写真ではうまく撮れていないけど、メロンパンのような外観もはっきり見てとれました。
日本一目指して頑張れよ、ライオンズ!
そんなわけで堂平天文台と星と緑の創造センターのご紹介でした。
さて、このあたりでお腹もすいたし一旦下山して昼ごはんにしようかな。
つづく
スポット紹介
- 住所:埼玉県ときがわ町大字大野1853
- 電話番号:0493-67-0130
- 営業時間:【3月~10月】9:30~17:30 / 【11月~2月】9:30~16:30
- 休業期間:12/25~2月末