巨大椎茸がカツ丼に!東所沢・CAFEぐりーんおうる

2020年にKADOKAWAグループなどによるところざわサクラタウンが開業するなど、県内外でも注目を集めている所沢市東所沢地区。

同地域のCAFEぐりーんおうるは、巨大な椎茸の天恵菇(てんけいこ)を用いたメニューや上質なミルクを用いたスイーツ類で地域住民の憩いの場となっている。

家族で創る和みの場

同店オーナーの西村文彦さんはもともと地域を拠点に化学品の輸入販売などを行ってきたが、新潟・南魚沼で親族が栽培する天恵菇のEC販売や東所沢マルシェ出店など食についても深い造詣。

家族からもカフェをやりたいという声を長く受けていたため、昨年7月に同店を開店。コロナ禍ではあるが、アフターコロナに多くの観光客が地域を訪れることを見据えて同地を選んだ。

グリーンというのは趣味のゲームの所属チームに由来しているが、ふくろうをかたどったロゴや小物も娘さんが制作。西村さん夫婦や息子さんが接客するなど、家族で創る手作りのカフェとなっている。

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「オススメ」詰め込んだ逸品

「軸部分が一番美味しい」

同店では天恵菇を活用したメニューや日替わりランチなどを提供。ランチ時間帯は近隣の主婦層で賑わうなど、地域住民が多く利用する店舗になっている。

目玉商品は天恵菇のカツ丼(税抜600円)。カツ丼と椎茸というのはあまり埼玉だと見慣れない組み合わせだが、新潟の椎茸カツ丼に着想を得たという。肉の代わりに天恵菇を用いてヘルシーな料理になっている。

天恵菇は巨大な傘で子どもにも人気がある品種だが、「軸の部分が一番美味しい」と西村さん。親族の農園でもそのまま食べるよう勧められることもあるが、そうした天恵菇そのものの美味しさを存分に味わってほしいという思いも同店を開店した背景にある。付属の柴漬けは京都にある自身の実家近くのものを使用。「この味が本当に好きで、使ってみたかった」と思いもひとしお。

同店では天恵菇の刺身やステーキなども提供。刺身にはワサビもおろし、あわびのような味と利用客からも好評価。

地域の食材もフル活用

同店ではスイーツや紅茶も人気。ランチを済ませた利用客も、絶品のスイーツと紅茶で至高のティータイム。

紅茶についてはキームンなど世界の品種を厳選して提供。ポットが冷めないようにと可愛らしい毛糸のカバーも目を引く。

スイーツも特製ワッフルやケーキと幅広い。カフェを夢見ていた奥さんきっての願いで西東京市のケーキ店で扱うモンブランや自家製チーズケーキなど提供。500円以内の飲み物とだと780円でセットに。ソフトクリームは北海道・北広牧場の牛乳を使用し濃厚な旨味でアクセント、いちごは新井ファームはっぴーいちご園(所沢市城)のものを使用するなど地産地消にも抜かりない。

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地域共生にも意欲

地域では同店も加盟の東所沢商店組合や東所沢盛り上げ隊などがマルシェやミニ縁日といったイベントを盛んに行なっている。同店もその拠点になっており、話し合いの中で新たなアイディアが日々生まれている。

同店としても地域の子どもたちに向けて料理教室を実施し、キッチンで共にケーキを作るなど地域との共生にも邁進。

コロナ禍や物価高など不安材料もある中、こうした活発な地域で「できることをコツコツとやっていければ」と西村さん。

店舗紹介

CAFEぐりーんおうる

  • 住所:〒359-0021 埼玉県所沢市東所沢2丁目1−9
  • 電話番号:04-2968-6741
  • 営業時間:10:00〜18:00
  • 定休日:毎月第1・3・5火曜日、水曜日

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