探索!冬の小鹿野町 その6 バイクにご利益ありー小鹿神社

またも小鹿野町の中心部の見どころを紹介する。

バイク乗りにもご利益があるという小鹿神社を訪ねた。

県道曲がり寄りたい神社

目印は巨大な鳥居

両神荘から車で町を横断する県道299号線を走る。

町の中心部へと近づくと、高さ15mはあろうかという巨大な鳥居が見えてくる。この奥に神社があるようだ。

車でもゆうに通れるので、左折して鳥居をくぐり参道へと入る。

すると見えてくるのが小鹿神社(おかのじんじゃ)。同町では代表的な神社だ。

社殿へと至る石階段手前に駐車スペースがあるので、そちらに車を停める。

同社の由来

同社の創建については古来より「おかの郷」に座す神として祀られていて後年に小鹿神社となった説や、平安後期〜鎌倉初期に武蔵国周辺で勢力を伸ばした武蔵七党の一派・丹党にあたる小鹿野氏が祀る神社であったという説や、平安中期に活躍した藤原秀郷が春日大神を祀ったことに始まるという3つの説がある。

当初はこの地より1kmほど南を流れる赤平川左岸に鎮座していたが、幾度となく移転を行なっている。

その後室町・江戸期を経て、明治期には村社になるなどして信仰を集めたが、1910年の豪雨で社地が陥没。やむなくこの地にあった諏訪神社境内に遷座した。その後諏訪神社含め周辺5社を合祀している。

現在の本殿はもともとあった諏訪神社の社殿で、江戸中期の1775年建造とされる。

社殿はもちろん年季の入った石階段や石灯籠が落ち着いた雰囲気を作り出し、神秘性を増させる。

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別名は「バイク神社」ーバイクによるまちづくり

古くから地域で厚い信仰を集めている同社だが、近年では思わぬ層からも信仰を集めている。

それがオートバイに乗るバイカーだ。

以前よりバイカーの来訪が多いという同町。県道で山道を越えた先にあるためツーリングにはうってつけなのだろう。

そうしたことから、2001年より同町ではオートバイによるまちづくりに取り組んでいる。現在では各種バイクイベントをはじめ各店舗でのバイカー優遇サービスや二輪車用駐輪場整備などでバイカーの来訪を歓迎している。

そして町の観光大使を務めるのは、芸能界きってのバイカー・山口良一氏だ。

そして同社も「バイク神社」として、バイクの安全祈願を行っているというわけだ。

詳しい取り組みは、活動主体になっている民間団体「ウエルカムライダーズおがの」のHPも参照されたい。

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