過去と未来紡ぐ和光市 その5 ニホニウムのその先へ…ニホニウム通りと理化学研究所

和光市のご紹介第5回目です。

今回はいよいよ、理化学研究所へとつづくニホニウム通りをご紹介いたします!

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113番目元素ニホニウムとは?

駅前にある記念碑

和食五十六でランチをとり、和光市駅南口に戻ってきました。

そんな南口の広場にあるのが、同市で発見された日本初、そしてアジア初の元素となったニホニウムの発見記念碑です。

この地でニホニウムが発見されたことを改めて教えてくれます。

一瞬しか存在しない元素!?

改めてニホニウムとはどのような元素なのか勉強してみましょう。

ニホニウムは原子番号113の元素で、元素記号はNh(Nihonium)です。元素番号92番以降の超ウラン元素に属し、平均寿命は2ミリ秒です。水素や酸素はずっと存在しているのに、実は極めて短時間しか存在しない元素なんです。

最初に観測されたというのが実は日本ではなくロシアのドゥブナ合同原子核研究所で、2003年に115番目の元素を合成した際に0.48秒観測したといいます。

ですがこの時は同研究所に命名権は与えられず、113番元素には仮名でウンウントリウムという名前が与えられていました。

理化学研究所で合成成功

そして翌2004年7月。

「ジャポニウム計画」として日本から世界初の元素を見つける構想が進んでいた中で、ここ和光市にある理化学研究所で九州大学の森田浩介博士らのチームがこの113番元素の合成に成功しました。

同チームは加速器内で光速の10%に加速した亜鉛の原子核にビスマスのそれを衝突させました。

こうすることで113番目の元素が一瞬合成されるのですが、原子核の大きさは1兆分の1cmととても小さいため実験にはかなりの困難があったようです。

翌2005年、そして2012年にも同じく113番目元素の合成に成功しました。

候補にあった「サイタマニウム」

各地の研究所で合成に成功したという報告が出ていて、果たしてどの研究所が命名権を獲得するか注目されていた113番目元素。

理化学研究所も2007年頃から申請していましたが、なかなか認められませんでした。ですが2012年に3個目の合成に成功したことが決定打となり、2015年にようやく獲得しました。

こうして2016年、一般からの公募も受けて113番目元素の名前はニホニウムに決まりました。

ちなみに命名にあたっては、和光市にちなんだワコニウムやサイタマニウムという案もあったようですよ!

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元素をたどって発見の地へ

道に埋まったプレートには…

前書きはこれくらいにして、和光市駅からその理化学研究所へと行ってみましょう。

地図アプリで調べた道を辿って進んでいると…、「原子番号8 酸素」?

さらに原子番号11のナトリウムに17の塩素と、元素が書かれたプレートが周期表の番号順に道に埋まっているんです。

一体これは…。

元素をたどる小さな旅

実はですね、同駅から同研究所までの約1.1kmの道のりは新元素命名を記念して2016年12月からニホニウム通りとして整備されているのです。

その一環で、市民が化学に触れ合う機会を提供するために周期表の元素を順番に記したプレートが道に埋められているというわけです。

途中、外環自動車道を地下にまたぐ箇所にはニホニウムの大きなモニュメントもあります。

横を見ると同研究所のロゴが象られていますよ。

歩きながら覚える元素

すでに酸素や鉄なども出てきていますが、化学の授業でも習ったように元素には数多くの種類のものがあります。

中にはお馴染みの元素も。これは銀ですね。

そしてこれは金。GoldなのにAuなんですよね〜。

元素というと高校の化学の授業で勉強しましたが、その時教科書にあった周期表でウンウントリウムの名前を見かけて変な名前なんて思ったこともありました。まさか埼玉にゆかりのある元素とは思いもしなかったですし、ニホニウムなんて名前になるということを考えもしなかったです。

途中、交通量の多い県道109号線(旧川越街道)と国道254号線(川越街道)を渡る箇所には歩道橋がかかっていますので、それを渡っていきます。ちなみに歩道橋にはこの元素プレートは埋まっていません。

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