【日々是埼玉】上尾市が市制65周年記念ロゴマークを作成

上尾市が今年7/15に市制移行65周年を迎える。

これを記念したロゴマークを同市が作成し、ポスターなどへの活用を市民に呼びかけている。

宿場町からベッドタウンへ

平方のどろいんきょ

埼玉県中央部に位置する同市は227,954人の市。「上尾」の名は戦国時代からあり、高台の田(上田)端の意味があるとされている。

江戸時代は中山道5番目の宿場町である上尾宿として発展し、江戸からおよそ10里で旅人が1日で歩く距離にあたるため、多くの旅籠が軒を連ねた。また、荒川を利用した水運により船着場のあった同市域西側の平方地区も大いに栄えた。

明治期の1883年には日本鉄道(現在のJR高崎線)が開業して上尾駅が設けられ、地域も発展。1889年に上尾宿・上尾村・上尾下村・柏座村・春日谷津村・谷津村が合併し、北足立郡上尾町となった。

その後戦間期を経て上尾町も町域を拡大。1952年には地域を南北に走る旧中山道が国道17号に指定され、市街化も進んだ。1956年には隣接する桶川町(現在の桶川市)編入を問う住民投票も行われたが否決。1958年に県下19番目の市として市制移行を果たした。

以来住宅難に対応した団地造成や国道17号バイパスの開通、さらにJR高崎線北上尾駅の開業などでベッドタウンとして発展していった。産業についても従来の農業はもちろん、交通の便を生かして輸送用機器の製造が盛ん。同市北西部には上尾領家工業団地もあり、工業都市としての側面も有する。

なお、1980年代より同市と大宮・浦和・与野市の3市と伊奈町の4市1町の合併構想である「YOU and I構想」も県庁から提唱されていたが、2001年に行われたさいたま市との合併を問う住民投票ではやはり反対多数で否決となった。

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緑の広場と青空で表現

65周年を記念して作成された同マークは、同市のキャラクター「アッピー」と、全国初となる自治体キャラクター同士での結婚となった相手方で福島県本宮町の「まゆみちゃん」、彼らの間に生まれた新キャラクター「あゆみ」の一家を配置。首都圏にありながら自然と調和した同市のイメージを、緑の広場と青空で表現した。将来都市像である「みんなでつくる みんなが輝くまち あげお」の実現に向けて、これからの同市が誰もが笑顔で輝けるように願いを込めたという。

同市でも同マークを各種広報物などに活用するが、市民の利用も可能。ポスターやチラシや商品などにも活用できるが、利用にあたっては用途の是非の確認に同市広報広聴課まで問い合わせのこと。

同市としても節目の年を市民と共に祝うとともに、同市のさらなる発展を図る飛躍の年とするため、さまざまな記念事業を展開する予定。

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ロゴマークに関する問い合わせ先

上尾市役所 広報広聴課

  • 電話:048-775-4918
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