こんばんは!
さて、奥秩父の見どころ紹介はまだまだ続きますよ〜。
今回は、この季節だからこそ行っておきたいこのスポットをご紹介!
今の時期に立ち寄りたいスポット
参拝帰りにどうですか?
そんなわけで三峰ビジターセンターに三峯神社と、三峰の尾根を満喫した私。
三峯神社から西武秩父駅へと帰るバスに乗り込み、次なるスポットを目指します。
ええ、このまま秩父の街に帰っちゃうの!?
と思ったら大間違い。実はこの区間にこの時期だからこそ立ち寄りたいスポットがあるのです。
三十槌って読めるかな?
そんなわけで、三峯神社バス停から約20分ほどバスに乗り途中の三十槌バス停で下車。
三十槌と書いて「みそつい」と読みます。
どうやらこの近くに、この真冬の季節にぜひ寄っておきたいスポットがあるということで下車いたしました。
果たしてどのようなスポットなのか?
1月から2月中旬までが見頃
それがバス停前を流れている荒川の源流沿いにある三十槌の氷柱。
氷柱というだけに1月から2月にかけての寒い時期が見頃ですが、ちょうど先日1/5から今年分の公開が始まりました!
バスが走る国道140号線から氷柱のある荒川河川敷へと下っていく道へと入って行きます。
一体どんな光景が広がっているのだろう?
秩父三大氷柱の一角
こちらが周囲一帯の案内図。氷柱自体はこの対岸にありそれを川岸から眺める感じになります。
川岸まで行かなくとも、展望台も整備されておりここから眺めることもできますよ。
この三十槌の氷柱は秩父三大氷柱の一つとされており、三大氷柱は以下の3箇所から構成されます。
- 三十槌の氷柱
- 尾ノ内百景氷柱(小鹿野町)
- あしがくぼの氷柱(横瀬町)
尾ノ内百景ととあしがくぼの氷柱については100%人工の氷柱なのですが、この三十槌の氷柱は後述するように人工のものもあるものの天然のものも存在しているのが大きな特徴です。
底なし渕の記憶を伝える水天宮
そんなわけで、さらに下って対岸の氷柱を目指して行きましょう。
下り口から砂利道を歩いて川岸を目指します。
その途中にあるこちらのお宮。一体何を祀っているのだろう?
こちらは額淵水天宮というお宮。
なんでもその昔この下の方には底なしの渕があり、人々が額をついて底をのぞいたことから額渕と呼ばれたそうな。
そのため、水難や安産・家内安全を祈願してこの水天宮が設けられたのだそうです。
大正時代に下流で行われた水力発電用のダム建設で額渕は埋まってしまいしたが、この水天宮は存続し額渕の歴史を今に伝えています。
自然が生んだ氷の幻想
正真正銘の天然の氷柱
こうして川岸へと向かっていくと、ムムムひょっとしてあれこそが…!?
そう、これこそが三十槌の氷柱。しかも駐車場とは反対側のこちらの氷柱は、正真正銘の天然物になります。
幅30m・高さ10mの壮大なこの天然氷柱。
岩清水から作られ人の手が一切加わっておらず、水が下へと滴り落ちる瞬間に自然の力で凍っています。
その幻想的で迫力ある姿に見惚れることは間違いなしです!
全体の模様を動画に収めてみましたが、よく聞くとツルツルツルと氷が溶け出す音も辺りに響きます。
まさに明鏡止水の境地で、時が経つのを忘れそうになります。