この地域こそ異文化交流 とだわらび青年会議所が在留外国人交流事業開催

蕨市・戸田市で活動するとだわらび青年会議所(戸田市上戸田、萩原勇太理事長)は、6/12(土)・13(日)の2日間に6月例会として在留外国人交流事業「言葉の壁を乗り越えよう」を蕨市文化ホールくるるにて開催する。(後援:蕨市・戸田市)

多くの在留外国人が暮らす地域において異文化交流の機会により相互理解や絆の深化を促し、多文化共生社会の実現に寄与する。

在留外国人交流事業「言葉の壁を乗り越えよう」について

開催背景

法務省の外国人住民調査報告書(2017年)によると、約3割の在留外国人が外国人であることを理由に侮辱されるなどの差別的なことを言われた経験があると答えている。

蕨市は約10人に1人が外国人と、両市地域においても多数の在留外国人が生活している。

しかし、日本語は話せるものの漢字は読み書きが難しいために、こどもが保育園や学校からもらってきた手紙や行政からの重要書類を見ても理解できないなど、生活する上で困難に直面する外国人も多いという。

そのような背景から、外国人と地域の日本人が互いに住みやすい街を目指して、コミュニケーションを通じた多文化共生を通じて互いに「異なる」そして「同じである」と理解する企画として開催する。

イベント内容

同イベントは、6/12の回を日本人・6/13の回を外国人に向けて開催。いずれも入場無料で、開催の模様はオンライン会議ツール「Zoom」でも同時配信する。

日本人へ向けた6/12の回では、王子国際語学院の佐藤教務主任による講義をはじめ在留外国人による母国文化発表などを実施。

外国人へ向けた6/13の回では、多言語による生活マニュアルの資料説明やゴミ分別方法の体験会などを行う。

また、両日ともジェスチャーゲームを実施。6/12の回では日本人が外国語で書かれたお題を翻訳アプリで読み取りジェスチャーで外国人に伝え、6/13の回はその逆。

「交流を通じて互いに無関心であったもの同士が近づいていくきっかけにしたいと思っています」と同会議所。

これらに加えて、Google翻訳アプリの使用方法説明も両日実施予定。

地域の反応

開催にあたり、戸田市国際交流協会様からは新しい試みで大いに期待すると声が寄せられている。

6/12の回で講演を行う王子国際語学院は、同会議所で作成した多言語生活マニュアルの翻訳や生徒による母国文化の発表などでも協力する。

コロナの影響で集客人数が70人から35人に縮小されたものの、地域で在留外国人が働く飲食店・小売店を中心に直接訪問し事業の説明をする中で、多くの人々が興味を示しているという。

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地域へのメッセージ

相互理解や絆を生み出し不当な差別や偏見の解消や在留外国人の地域社会適用を促すことで、両市が掲げる多文化共生社会の実現に近づくことが同イベントの最大の目的となる。

両市地域には在留外国人が多く暮らすが、彼らはなぜ日本に来て生活しているのか多くの人々は無関心かもしれない。

それでも、「日常的に外国の文化に触れることができ、異文化交流ができるチャンスが多くあるのもこの街の良いところだと思います」と同会議所。

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イベント紹介

◇在留外国人交流事業「言葉の壁を乗り越えよう」

  • 開催日時:6/12(土)16:30〜18:30、6/13(日)14:00〜16:30
  • 開催場所:埼玉県蕨市中央1-23-8 蕨市立文化ホールくるる 3F多目的ホール
  • 参加費:無料
  • 備考:両日ともZoomにてオンライン配信あり、6/13の回は在留外国人優先(日本人も先着4名現地参加可)
  • 参加申込方法:各日ともフォームより申込(6/12<日本人向け>6/13<外国人向け、For foreign people>)

問い合わせ先

一般社団法人とだわらび青年会議所

  • 電話:048-444-0400

 

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