エヌ・ティ・ティ・スポーツコミュニティ(大宮区高鼻町、佐野秀彦代表取締役社長)が運営するJリーグ・大宮アルディージャが、来年2023年で男子トップチーム創設25周年を迎える。これに先立ち、「Be orange」プロジェクトの第1弾として12/23よりむさしの未来パートナーズ(同区桜木町、草生一英代表取締役)が運営するクラウドファディングサイト「IBUSHIGIN」にて街灯フラッグ設置への支援を受け付けている。
街をオレンジ色に染め上げ、地域を元気にする。
地域のために「Be orange」
昨年度よりWEリーグ・大宮アルディージャVENTUSの運営も始まった同クラブは、ファン・サポーターやパートナーをはじめ地域住民や事業者と多数の支援があって成立している。これまでも地域のために様々な活動を行ってきたが、コロナ禍を経てJ2リーグでのシーズンが長く続いていることもあり、クラブの状況は非常に厳しい。
まずは結果を残せて強く自慢できるチームたることが第一だが、これまで行ってきた地域との結びつきやJリーグクラブだからこそ出来る地域活動を継続していくことも重要になる。
同クラブのチームカラーであるオレンジ色は、大宮区の色であり氷川神社の鳥居の色でもあり大宮ナポリタンをはじめ、地域の象徴の色として親しまれ、元気をもたらす色として位置付けられる。
街をそうしたオレンジ色に染めることで、大宮の街や地域を元気にしたいという想いから、同クラブの様々な活動を「Be Orange」プロジェクトと名付けるに至った。
クラファンで街にフラッグを!
第1弾として、街頭フラッグ製作費を同サイトにて募集している。
かつてJリーグチェアマンが「大宮の街は全国で有数のJクラブの色に染まっている街だ」と評した様に、街頭フラッグはクラブが大宮の街に溶け込んでいる、象徴となっている。現在さいたま市北部5区と中央区の一部、志木市を合わせて58商店街に2,200本を掲げているが、その設置費用もクラブ負担で年間すくなからぬ金額が発生している。
先人が地域に残した同フラッグはクラブの財産であるため、同プロジェクト第一弾としてそれを残しオレンジ色のフラッグで街を元気にするために制作費・設置費の一部となる1000万円を、クラウドファンディングを実施し捻出する。
フラッグについてはサッカーイラストで著名な宮内大樹氏への協力のもと、大宮区であれば鉄道、西区であればお囃子と各区の特性を捉えたものになる。協力者には金額に応じてフラッグのレプリカをはじめ、街灯バナーデザインTシャツなどが贈られる予定。1/22まで支援を受け付け、目標金額に満たない場合でも実施予定。
第二・第三のプロジェクトも予定され、突発的な印象を与えず一貫性のある継続事業としてステークホルダーを巻き込んで離さないことが狙いという。