森と共に歩む飯能市 その2 既にあったムーミン谷⁉︎トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園

ムーミンバレーパークオープンに沸く飯能市。そんな同市の中でこれはというスポットをご紹介いたします。

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文教都市としての飯能

地域と共に歩む駿河台大学

こうしてマノサイクルで自転車を借り飯能市内を巡ることになった管理人。まず最初に飯能駅の南側を走る県道218号線と195号線を通って、入間市との市境に近い市の南東側へと向かいます。

その途中にある大学が駿河台大学です。駿台予備校で知られる駿台グループに所属する同大学は1987年に開学。当初は法学部だけでしたが、経済経営学部や心理学部など現在は文系の4学部と2つの大学院から構成される大学です。

飯能市をはじめ周辺の多くの自治体とも連携協定を結んでおり、地域の活性化に向けて市民講座の開講や学生ボランティアの派遣など様々な取り組みを行っているのが特徴です。

ホッケータウン飯能

こうして飯能駅周辺から自転車で走ること約30分、市の南東側にある阿須運動公園にやってまいりました。こちらは市民体育館をはじめ市民球場やサッカー場などスポーツ施設が多数集まる市内最大級の公園となっております。

そして公園内にはホッケー場も併設されていて、ホッケーに興じる子どもたちの姿が多く見られました。


1967年の国体でホッケー競技会場になったのをきっかけにホッケーが市民の間に広まった同市。小学生から大学生、そして ALDER飯能(男子ホッケー)など社会人に至るまで多くのホッケーチームがこのホッケー場を拠点に活動しています。

このように雄大な自然に囲まれながら文教都市としての一面もあるのも、また飯能の特徴の一つと言えます。

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既にできていたムーミン谷

作者公認の公園

ところでホッケー場の奥にはさらに別の公園があるようです。果たしてどんな公園なのか、そこに通じる坂道を通って行ってみることにします。

すると見えてくるヘンテコな屋根の建物。こ、ここはひょっとして、ムーミン谷なのか⁉︎

ここはトーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園という公園。建設省の平成記念子どものもり公園事業の指定を受けて、1997年にこの地にできたあけぼの子どもの森公園が母体の同園。幾度かのリニューアルを経て、2017年にはご本人の姪の許可のもと、ムーミンシリーズの作者であるトーベ・ヤンソン(1914~2001)氏の名前を公園名に冠するようになりました。

すなわち、作者公認の公園というわけなのです!

作者との手紙からできた公園

まるでムーミンの世界に迷い込んでしまったような気分になる同園。

同園を設ける際に同市が抱いていてたコンセプトは「たくさんの子どもたちがお互いを受け入れながら、のびのび遊べる場所を作りたい」というものでした。このコンセプトがムーミン童話の世界観に通じると考えた同市は、1992年に当時存命だったヤンソン氏にその計画を伝える手紙を送ったといいます。すると「信じられないくらいわくわくしています!」とご本人からすぐ返事が届き、以来1999年まで同市との間に文通が続きその文通内でのやり取りは公園の整備に大いに生かされています。

開園後の1999年8月にご本人から届いた手紙には、以下のように書かれていました。

親愛なるあけぼの子どもの森公園のスタッフの皆さんへ
1999年8月17日

あなた方の公園で摘んだよもぎで染めたコースターという素敵なバースデープレゼントを送ってくださるなんて、優しい方たちですね。毎日使っています。

(バースデーカードの中の)「1999」年の切り抜き細工は、今まで日本からいただいたすべての贈り物同様に、上手にできていますね。あなた方はすばらしい人たちです。

また、(送っていただいた)写真を見れば、どうしてみんながあなた方の公園へ来たがるのかがわかります ― 遊んだり、安らいだり、くつろいだりするために来るのですね。

私も仲間に入りたい・・・。 愛を込めて

トーベ・ヤンソン

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