生活根ざしたスペースに 大宮・氷川参道で大宮ぷらっと始動

アプリ開発や空間設計を手がけるAMANE(東京都港区、井上佳三代表取締役)は、10/9(日)より大宮・氷川参道脇でコミュニティスペース「大宮ぷらっと」の展開を始めた。

地域住民の生活に根ざした物販・サービスを提供で、さいたま市が推進するシェア型マルチモビリティとの相乗効果を図る。

大宮ぷらっととは

企画経緯

同スペースは、Bibli駐車場横のシェア型マルチモビリティ駐車・駐輪スペースに設置。地域の飲食店を始め美容店やマッサージ店などの店舗やケータリングカーが日替わりで出店する。

移動円滑化へ向けて、さいたま市では2021年よりENEOSホールディングスやOpenStreeと共にシェア型マルチモビリティの実証実験を展開している。専用のアプリで電動アシスト付自転車やスクーターや超小型電気自動車の利用予約や決済が可能で、そうした輸送機器が駐車・駐輪するスペースが同地など大宮地域に設置されている。

同地周囲は第一種低層住居専用地域で、小売店など生活に不可欠な商店が不足している。このため同市が同スペースを企画し、シェア型マルチモビリティとの併用で地域の回遊性向上を図っている。

運営はENEOS社と関係のある同社が手がけるが、同様の土地活用は同社としても初めてでシェア型マルチモビリティと連携する例は珍しいという。

参道の緑・和を意識

氷川参道脇にある同スペースでは、参道の緑を意識して植物を基調としたペイントが地面になされている。毎週水曜・木曜・土曜・日曜日に物販や体験サービスを提供するが、それ以外の日は空きスペースとなる。「何もイベントがない日であってもここでイベントが行われることがわかるように」と同社齊藤せつな取締役。

同地には巨大な植栽も置かれているが、これも和を意識したものになっているという。

加えて11/12(土)までの出店料もオープンを記念して無料となっており、多くの出店申込みが来ている。

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開催の模様

開催初日となった10/9の昼の部にはPOLA大宮西口店(大宮区桜木町)とCeylonspot(春日部市六軒町)が出店。前者はアイメークなどのワンポイントメークレッスン、後者はヴィーガンに対応した特製スリランカカレーを販売した。

チラシをもらった者や止まっている小型電気自動車に興味を持った親子連れ、時間つぶしに訪れたという高齢女性など、参道を歩く多くの歩行者が休憩スペースとして利用した。

曇り空ではあったが、出店者や利用客、利用客同士にもコミュニケーションが生まれ華を添えた。

「神聖な氷川参道でぷらっと歩いていけて価値を感じられる新たなスポットになれれば」と同氏。

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ギャラリー

場所詳細

大宮ぷらっと

  • 住所:〒330-0803 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町2丁目 Bibli駐車場横シェア型マルチモビリティ駐車・駐輪スペース
  • オープン日時:【水曜日】朝の部:7:00〜10:30、昼の部:11:00〜15:00  【木曜・土曜・日曜日】朝の部:7:00〜10:30、昼の部:11:00〜18:00
  • 備考:10/15(土)、10/29(土)の昼の部は営業時間を短縮して11:00〜15:00、天候不順などにより中止の場合あり

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