
(関東シングルコミュニティ「PUPA」作成)
ナイトワークで働くシングルマザーらを支援する任意団体ハピママメーカープロジェクトは、こどもの日である5/5に西川口において彼女らを主対象に無料で食品を配布するフードパントリーを開催する。
ナイトワーク従事者だけでなく、シングルファザーや生活困窮者など幅広く受け入れる予定だ。
同団体の活動内容
ナイトワークで働くシングルマザーを主に支援する同団体。代表自身ももともとナイトワークに携わったことがあったという。
その多くが不安定な労働環境に置かれ、周囲から理解を得ることも難しく将来に対して不安を抱えて生きており、こどもを育てながら夜働きに出る女性も多い。ナイトワークについては少なからぬ問題もあるが、彼女らにとって一種の「駆け込み寺」となっているのもまた事実である。
そのため、彼女らをナイトワークから離すのではなく「自らが考え、選択していける」環境を整えていくことを第一とらえ、彼女らの自助ネットワークを構築することが同団体の大きな目的だ。
具体的には以下のような取組によりその構築の一助を担う。
- フードパントリー事業
- セカンドキャリア支援(昼職への転職・独立)
- 託児サービス
フードパントリーとは?
その取組のひとつに、フードパントリーがある。
これはひとり親や生活困窮者など、生活に困っている人々に食材を無料で配布するための地域の拠点。埼玉においても各所で行われている。
さいたま市においてもフードマイレージが行われているが、そこで集まった食品はフードバンク埼玉を通じて同拠点に運ばれている。
5/5のフードパントリーについて
開催内容
同団体は来たる5/5に第1回となるフードパントリーを西川口で開催する。
開催日時は同日13:00〜15:00で開催場所は西川口エリアだが、プライバシー保護のため開催場所は問い合わせした者のみに伝えられる。こどもが小さくて動けないなどの事情を抱える者については、近場に限り各家庭への配布にも対応する(要予約)
ナイトワークで働くシングルマザーが主対象だが、それ以外のシングルマザーや生活困窮者らも広く受け入れる。なお会場では所得証明や身分証明書などの確認は原則行わない。
寄付食品の量により配布数に限りがある。また、受け取った食品の転売行為は禁じられている。
開催趣旨
幅広い層の参加を受け付けてはいるが、表記自体はあくまで「ナイトワークで働くシングルマザー向け」となっている同企画。
表記することで公的支援の申請にハードルができてるが、あえてそうすることで以下のような効果を期待している。
- 孤立しがちなナイトワーク従事者に支援が届きやすくすること
- ナイトワーク従事者も積極的に利用しやすいフードパントリーにすること
- 取りこぼされてしまいがちなナイトワークへの支援という世論の喚起
- 声をあげにくい当事者同士の横の繋がり形成
会場での新型コロナウイルス対策
開催にあたっては新型コロナウイルス対策にも力を入れる。
食品受け渡しは密集防止の観点から完全予約制・屋外での配布とする。受け渡しの際はソーシャルディスタンス確保にも努める。
スタッフ全員のマスク着用や消毒、テーブルなどの消毒を徹底するが、マスクを未着用のこどもには手作りマスクがプレゼントされる予定だ。
支援金制度への相談対応
開催当日は、主対象となるナイトワーク従事のシングルマザーを対象にした支援金制度などに関する冊子を配布する。(監修:東洋大学ライフデザイン学部関屋光泰助教授)
なお同団体公式LINE(@265hougu)においても相談を随時受け付けている。ナイトワーク従事者はどのように制度申請ができるか、対象制度にはどういったものかなどの質問に対して同団体スタッフ自身の経験をもとに回答する。
参加申込方法
参加申込はメールかLINEにて受け付ける。
メール:support@expressyourself.jp
LINE: @265hougu
申込にあたっては、以下を記載すること
- 題名「5/5フードパントリーに参加します」
- 名前
- 住まいの地域(市町村名のみでも可) ※食品の自宅配送を希望の場合は、詳細の住所を記入(無料・西川口近郊のみ)
- 電話番号またはメールアドレス
- 家族構成
- SNSアカウント(LINE、Twitter、Instagram等) ※答えられる範囲で可