旧大宮市のシンボルにりすが選ばれるきっかけとなった、同市出身の絵本作家あすかけん氏による絵本「こりすのトトちゃん」。
同作の原画などを展示する原画展が、10/16(金)より大宮駅東口の東日本連携センターまるまるひがしにほん(大宮区大門町)で開催される。
こりすのトトちゃんとは
絵本概要
同氏の絵本デビュー作として、1985年より刊行されている同作。
森にすむリスのトトちゃんが織りなす日常が、優しいタッチの絵とともに多くのこどもたちを引き込んできた。
後にシリーズ化もされ、これまで5作発表されており英語版も発刊された。
地域のシンボルへ
1990年に市制施行50周年を迎えた同市。これに合わせて、より愛される地域へ向けたシンボルとして同キャラがマスコットキャラクターに選ばれた。
そして大宮駅東口前への銅像建立や市民の森におけるりすの家の設置につながった。また、J2大宮アルディージャのJリーグ参入にあたっても、チーム名をスペイン語でりすを示すArdilaを捩ったものにしている。
結果的に、同作からりすそのものが地域のシンボルとなっている。
なお、同氏は自らが生み出した「メルヘン画」という色鉛筆画の技法の絵画教室を地域で開催している。近年では北沢楽天顕彰会委員や国際漫画フェスティバルの審査委員も務めている。
原画展について
さいたま・川越・秩父の三地域の魅力を紹介する「Pick up 埼玉Vol.2」の一環として行われる同展。
同施設2階において、同作の原画や同氏描画のアマビエの絵を含めた16点を展示する。「感染症対策をしてお出かけください」と同氏。
会場では各市自慢の特産品や地酒などの紹介や観光PR展示も行われる予定だ。
イベント紹介
◇こりすのトトちゃん原画展(Pick up 埼玉 Vol.2内)
- 開催日時:2020/10/16(金)〜18(日) 11:00〜19:00
- 開催場所:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-6-1 東日本連携センターまるまるひがしにほん2階
- 問い合わせ先:048-856-9111