嵐山町のB級グルメの代表格が嵐山辛モツ焼きそばだ。
2011年に考案されて以来埼玉B級ご当地グルメ王決定戦で上位入賞を果たすなど、地域内外でも注目されている。そんな一品はいったいどのような料理なのか。
嵐山辛モツ焼きそばとは
(嵐山町観光協会HPより)
同品は、まちおこしの一環として同町依頼のもと2011年に同町観光協会が考案したご当地グルメ。
地域ではもつ丼やもつ煮やホルモン焼きと内臓料理が古くから親しまれてきた。これにB級グルメの代表格である焼きそばを組み合わせて同品が生まれた。
店舗によって差異はあるが、豚モツを17種類のスパイスで調和させそこに太麺や野菜を混ぜて炒めソースで味付けするのが基本形。同町域内7店舗で提供されている。
考案された2011年11月開催の埼玉B級ご当地グルメ王決定戦では、早くも3位入賞を果たすなど、その味は地域内外で高い評価を得ている。
ピリ辛の刺激 五月で食べる本場の味
そんな同品を提供している店舗の一つが、菅谷中学校近くの中華料理店・五月。
国道から1本道を入った住宅街にある中華料理店で、嵐山渓谷方面に向かう観光客はもちろん近隣の地域住民の利用も多い。
コロナ禍ではあるが店主と地域の常連客との会話が、また微笑ましい。
ピリ辛で旨さ倍増
同店では¥750で同品を提供する。焼きそばだけでなくスープもつく。
同店では野菜を豊富に使用し、モツも炒める前に一度モツのみで火を通して歯ごたえを良くし食べやすくするための工夫がされているという。
麺を口にすると名前の通りピリリと辛味が感じられる。水が必要というほどではないものの、料理の美味しさを引き立てるには程よい辛さだ。ビールの肴にもいいかもしれない。
モツについても噛みやすく、ピリ辛の風味と味わうのがまたいい。
野菜もキャベツやもやしなどがふんだんに使われているが、アクセントとして紫玉ねぎも使われている。これも同町を飛ぶオオムラサキをイメージしたのだろうか。
餡がたっぷり手作り餃子
同品だけでなくもう一品ということで、餃子(¥400)を注文。
一つ一つ端正に包んだ同店自慢の品で、中の餡も多くこちらもなかなかにボリュームがある。
締めの中華スープは厳選された食材を元に長時間煮込んだ鶏ガラがベースで、すっきりとした味わい。だいぶ歩いて体力も落ちていたが、来てよかったと思える店舗だった。