地域のシンボル残してー七里の桜を守る会が第3回意見交換会

東武アーバンパークライン七里駅(さいたま市見沼区)の橋上化・北口開設による区画整理にともない、駅ホームに近い三本の桜の木が伐採される恐れがある。

これに異を唱える地域住民らが設立した七里の桜を守る会が、9/27(日)に市や市土地区画整備協会らとの意見交換会を春おか広場にて開催した。

3,472筆の署名提出と各事業体への質問が行われた。

七里駅の桜について

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同駅2番線ホーム外には樹齢300年とされるソメイヨシノの木が3本立っている。それぞれ根元から複数の幹が分かれる「株立ち」という生え方をしており、このような形で生えているのは珍しく樹木医からの評価も「第一級」という。

春になると見事な花を咲かせ、駅利用者に癒しをもたらしてきた。普段は線路側にベンチを向ける駅も開花シーズンには外側に向けている。

しかし、開花を目前にした今年3月頃に後述する駅橋上化に伴う区画整理で木々を9月に伐採する旨看板が立ち、地域住民の間に動揺が生じていた。

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七里駅北側区画整理事業について

同駅の改札は南口のみで、北側住民は東に300mほど離れた踏切を通っての利用を余儀なくされ、地域も南北に分断されていた。

このため以前より地域では北口開設の声が上がっていた。

そこでさいたま市による同駅の橋上化や、それに伴う七里駅北側特定土地区画整理組合による同駅北側の区画整理事業計画が、2002年より練られてきた。

2037年度までを期限とする同事業では、駅の橋上化に合わせて同駅北側32haへの駅前広場の構築や防災公園整備などの区画整理を実施する。

概算事業費は駅橋上化で29億円、同事業で183億円と試算される。

事業に伴う桜の現状

これらの事業に伴い、現在桜の木々が立っている場所(上図赤丸)は道路に面した中高層住宅に対応した商業地となる予定で、その伐採が懸念されている。

前段となる駅橋上化工事も今年度から2022年度にかけて実施されるが、木々の近くでも仮駅舎構築がなされるため今年の開花を最後に伐採される予定であった。

しかし同会設立やその働きかけにより、同事業にあたる市土地区画整備協会は伐採を無期限延期としている。現状ではこれらの木々の所有も同協会が担っている。

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存続へ署名提出

春おか広場で開催された意見交換会には、駅橋上化にあたる市区画整理支援課から2名と区画整理事業にあたる市土地区画整備協会から5名、同会メンバーや市民傍聴者ら40名が参加した。

意見交換に先立ち、同会が集めた存続を願う3,472筆の署名が井上陽子代表から市区画整理支援課に提出された。

同会では街頭やネットで署名を集めているが、前回7/13に提出した2,401筆を上回る署名数となった。

これだけの数の署名が集まっていることに関して、市や同協会もその重要性を十分認識していると言葉があった。

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