意見交換の模様

移植を含めた存続検討

署名提出後、今後の桜の扱いや区画整理のあり方などについて質問がなされた。

この中で、現在伐採を保留にしている桜の木々について樹木医も交えて移植に向けて検討していると同協会より説明があった。

11月には検証結果がまとまり報告できる状態になるという。

しかしこれだけの年数が経っているためそもそも移植は難しいという声や、それだけに現在地での存続を検討してほしいという声が参加者からは上がっている。

橋上化工事にともなう枝伐採

また駅橋上化を進める市側でも駅舎工事や工事囲い設置に伴い、無告知での木々の枝切りを検討していると説明があった。

市側としても桜を残していきたいという気持ちもあるが、円滑な工事に向けて必要に応じて6mほどの伐採を検討しているという。

以前に枝を切っても生育には問題がなかった市側も認識している。しかし枝を切ると切った場所からカビが生えるなど、参加者からは十分な配慮を求める声が上がった。

整備計画の見直しは?

地域としては木の周辺を公園として整備してほしいという声が市民から上がった。しかし、同協会と市からは区画整備計画に基づき整備を行うにあたり地権者間の仮換地を済ませているので難しいという回答だった。

同計画は七里駅北側特定土地区画整理組合により作られたものだが、2010年度までに地区内全域の地権者700名に対し仮換地を済ませている。そこからは公共施設整備が進んでいるため、計画の見直しにより同事業が遅れるおそれがあり計画の見直しは難しいという。

計画策定の協議の中で、桜の伐採に関する話題は一度も出なかったそうだ。

これらの回答を踏まえ「市としても桜周辺の土地の買取や指定樹への指定を検討すべき」という声が上がったが、市が出す予算額や使途は決まっており難しいという回答であった。

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今後の展開について

今後の流れについて、同協会は移植の可能性を検討した上で地域住民を対象に工事説明会を開催するとしている。最終的な処遇が決まるまで桜については手出しをしないということだ。

駅橋上化工事を行う市側でも上記の通り枝の伐採の必要性が生じている。当初は無告知で行う予定としていたが、意見交換会を受けて前もって連絡すると事後に連絡があった。

そして同会に関しても木々の存続へ向けて引き続き署名活動をネット上や街頭にて実施していく。

同会の今後の活動状況は同会Facebookページを参照のこと。

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