【聞かせてくだサイタマ!】写真を通じた「ありがとう」ー株式会社ハッピースマイル佐藤堅一社長 その2

前回に引き続き、写真の代行販売サービス「みんなのおもいで.com」を展開する株式会社ハッピースマイルの佐藤堅一社長へのインタビューです。

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守られなくてもいいから自分の可能性を

出張時でも車を使用する理由

佐藤社長:どこか出張に出るときも、基本は車を使っています。
どうしても電車ですと決められたレールで選択肢が与えられませんが、車であれば自分の責任でどこへでも行けますから。
そのようなスタイルが自分の生き方に合っている気がします。

だから今の時代Suicaも持っていなくて、たまに電車に乗るときも券売機に並ぶんですけどね(笑)

ー選択肢、ですか…。自分は毎日片道1時間かけて都内に電車で通勤しているので、対照的ですね。

佐藤社長:そもそも自衛隊時代も駐屯地という勤務地に住んでいたので、通勤時間という概念が自分の中にはないんです。それに慣れてしまったので、自衛隊を辞めた後に何かにつけて電車というのが苦痛で仕方がなくて、

片道30分往復1時間かかるにしても、その時間にもっと生産性の高いことができないかと思ってしまうのです。

守られていることは責任がないこと

ーそこが先ほどもあった「サラリーマンになるというイメージがない」というのにもつながるのでしょうか。

佐藤社長:それだけではないでしょうが、サラリーマンはどうしても決められた枠の中でしか行動ができないので、あまり自分の可能性を出していくことは難しいんですよね。
そして補償も手厚いですが、自分としては補償で守られなくてもいいから自分のアイディアを自分の責任でどんどん発揮していきたいと思っています。
守られているということは、それだけ責任がないということですから。

なんの意味もなく生まれた人はいないと思いますし、人間何かしら信念を持って生きていると思います。
自分の場合はそういう生き方ではない生き方をしろと神様に言われているのだと思いますし、何より一緒にいてくれる仲間がいるだけでとてもやりがいを感じています。

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自衛隊時代の学び

普通の人と異なる「幸せ」

ー自衛隊時代の話に戻ってしまいますが、大変だったことはどのようなことでしたか?

佐藤社長:確かに体力的にも訓練は大変でしたが、目的があってのことでしたので辛くて当然と考えていました。
有事の際にいかに精神状態を保ち、いかに振る舞うかをみるための訓練ですから。

自衛隊を辛くて辞めたというよりかは、自分はそこでかなりたくさんのことを学びました。
色々ありましたけど、理不尽な訓練の中で絶対にできないと思うことでも「よくこんなことができるよなぁ」と思うことも多くありました。

何より、普通の人よりもすごい下のところで幸せを感じられるんです。
例えば雨の日に屋根があることってとても幸せだと思うんです。他にも夏に涼しいところにいたり夜に布団に入れたりと。
普通の人からすると当たり前のことでも、そんなことができない環境にいただけにより幸せに感じるようになりました。

理不尽なことがあって文句を言っても何も変わらないんです。
だったらこの状況を楽しんだ方が勝ちなんじゃないのと、その一心でした。
超ポジティブ思考ですから(笑)

責任の取り方で感じた違和感

ーそこが先ほどの責任のお話につながるのですね。

佐藤社長:むしろ責任取るからやらせてくれと言いたいくらいです。
自衛隊の時にもたくさん提案しましたが、ほぼ通りませんでしたけどね。

逆になぜそういう組織になったのかと考えてみたら、経営者がいないということに気づきました。
上官であってもみんな雇われているので、責任を取ると言っても承認が遅れるくらいのことですし、自衛隊が潰れることに対して責任は取らないんです。
それこそ自衛隊が潰れたら数万人が路頭に迷いますが、承認が遅れるだけでそこまでにはならないですから。

そんな違和感は感じていたものの、機銃掃射など一般生活ではできなかったこともたくさん経験できました。

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ドローン事業への進出

自衛隊時代の想いも再燃

ーそれでも自衛隊でのご経験を踏まえてドローン事業を展開されていると伺っていますが、詳しくお話しいただけますでしょうか?

佐藤社長:去年の8月に「奇跡体験アンビリーバボー」を見ていたのですが、その際オーストラリアで少年2人が海に溺れたところにドローンが救命胴衣を投げ込んで救助したという出来事を知りました。

写真販売は広がっていたもののもう一つ何かできればと考えていた矢先でのことでしたが、この番組を見て自衛隊で災害派遣に行きたかったことやありがとうと言われたいという思いが重なって、自分もやってみたいと思うようになりました。

人命救助やドローン教育を展開

翌月にドローンの免許を取得し、10月にはドローンを扱う会社として日本レスキュードローン協会を立ち上げました。
12月にはドローンを使った救命講習にも参加しています。

ただハッピースマイルと協会では目的が違っていて、ハッピースマイルではドローンを使った空撮サービスを展開しています。一方協会では有事の際の人命救助を目的にしていますが、そうでないときは保育園や幼稚園でドローンの普及活動を実施しています。
撮影用のドローンは市販されていますが、救助用のドローンは産業用ですのでなかなか触れる機会はないと思います。
今後ドローンの普及が予想されますが、幼少期に見たドローンが思い出が心に残ってくれればと思っています。

いずれはドローン人材の育成へ

そしていずれはドローンのパイロット育成にも進出できればと思っています。

ドローンのライセンスが取れるスクールが多くできていますが、ライセンスを取ってもなかなか仕事にありつけません。

ですので、その先をサポートできればと考えています。

技術はもちろん、カメラでの撮影や人命救助など自分の経験も共有できればと思っています。

ードローンも普及段階ですが、貴社の活動が認められれば一気に浸透することでしょうね。

佐藤社長:自治体との訓練にも協力できればと思っていますし、ドローンの救助であれば二次災害が起きないというメリットがあります。

墜落のリスクはありますが、それだけです。
実際に行って直接救助はできませんが、その場から飛び立つので迅速なんですよ。

ハッピースマイル社内について

ニュースを聞いてすぐさまスポンサーに

ー話は変わりますが、貴社内部のことについてお話を伺えたらと存じます。T.T彩たまのスポンサーを務められていますが、これは何がきっかけだったのですか?

佐藤社長:創業当初から地元である埼玉に何か貢献できることはないかと思っていました。
そうして地元のスポーツチームのスポンサーになれればと考えていたのですが、Tリーグができる3年前ほど前から社内でも卓球部が活動していました。

そんな折にTリーグ発足のニュースを聞いて、すぐさま日本卓球連盟に電話を入れました。
担当者の方の連絡先を聞いて、やりとりを重ねるうちにその方がこちらに来社されました。

このようなスポンサー枠を予定していると説明を受けましたが、自分の中では選択肢が欲しかったのでスポンサーの申し出は我々が一番でいいかというのも確認しました。
一番は全部の枠が空いているし、全てを選ぶことができますから。
この枠しか空いていないからというのはなんとしても避けたかったのです。

次シーズンからは胸スポンサーに!

それまで西武ライオンズや大宮アルディージャからもスポンサーの相談を受けたことがありましたが、スポンサー枠に空きがあるのでどうですかという提案でした。
ただTリーグはこれから始まるリーグだけにスポンサーが一社もないので、なんとしても一番になりたかったのです。

その想いに担当者の方も応じてくださいまして、ちょうど空いていた左袖に一番に社名を入れることになりました。

今は初シーズンが終わりましたが、先日胸スポンサーが空いたことで我々に一番に打診があり、次のシーズンからは胸スポンサーに移行する予定です。

サッカーや野球は成熟しつつありますが、卓球の場合は競技人口もファンもこれから増えるだけに一番にスポンサーになる意味があると思います。
チームとともに成長してきたというストーリーに勝るものはありません。

頑張る人に頑張る場所を

ー社員採用も実施中ということですが、人事評価でこだわっている点は?

佐藤社長:人事についていろいろ実施してはいますが、社の方針として「頑張れる人に頑張れる場所を提供する」というものがあります。
正社員からパートまで様々な状況の方々がいますが、その時その時で理想の働き方があります。
例えばこどもが大きくなったら上を目指したいですとかそう思う方もいます。
ですので働き方も自分で選んで決めてもらえればと考えています。

パートさんの中にもランクがありますが、特に上がらなくてもいいという人もいれば昇給のためにランクを上げたいという人もいます。
社員の間でもランクがあり、最初は一般から入って試験を受けてマネージャーやリーダーを目指して行くというゲームのようなスタイルです。
ランクを上げるためにやるべきことも明文化しているため、入社した時からその内容をこなすことも可能です。

それでも要件を満たしたからといってすぐに上位のランクになるわけではなく、登竜門として一定の期間そのランクの職務に携わってお互いに適性を見るようにしています。
そこで自分に合わないと思えば思えば今のランクに留まることもできます。

これらのランク制度は自分で考案しましたが、これだけ明文化されていることで自分がどこを目指そうか入社時に考えることもできます。
それでチーフでいいのであればそれでいいと思いますし、その職種をやりたくない人がなるほど不幸なことはありませんから。

子育て女性にも働きやすい職場

ーこの4月から新入社員の方も入社されたと思いますが、働いてみてこんなところが良かったという声が上がっていたら教えてもらえませんか?

佐藤社長:子育て中の方が働きやすい環境作りに注力しているだけに、当社では女性の割合が9割以上を占めます。
もちろん男性社員もいますが、こどもがいても働きやすいという声は本当に聞かれます。

ーバーベキューなど社内イベントも多く行われていますが、社員一人ひとりのモチベーション向上に向けて何か取り組まれたりはされていますか?

佐藤社長:自発的に仕事に必要なスキルを磨く方は多いですが、自己啓発で新入社員への対応に寄与できればとメンタルヘルスの講習を受けられている方もいました。

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