記憶と記録で繋ぐ ありがとう市民会館おおみやプロジェクト始動

来年3月をもって閉館するさいたま市民会館おおみや(大宮区下町)に感謝を込めたありがとう市民会館おおみやプロジェクト(久世晴雅実行委員長、協力:さいたま市文化振興事業団など)が始動した。

閉館を記念したイベントなどを実施し、地域の文化を支え続けた施設に別れを告げる。

さいたま市民会館おおみやについて

氷川参道脇の同館は、大宮市民会館として旧大宮市時代の1970年1月に開館。1370席の大ホールや274席の小ホールをはじめ各種集会室などを有する。

開館以来、地域における成人式や入学式など各種式典会場をはじめ、コンサートや舞台といった文化芸術の拠点として使用されてきた。テレビ番組の公開放送の会場になったこともあったという。

2001年のさいたま市誕生以降は同市文化振興事業団が管理する。

旧大宮図書館や旧大宮区役所とほぼ同時期の建造物で、築50年以上を経た近年では老朽化が進行。同区大門町で建設が進む再開発ビル「大宮門街」への移転のため、来年3月をもって閉館する。

なお、同市内では市民会館うらわ(浦和区仲町)も老朽化で今年4月に閉館し2024年度をめどに移転する予定。

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ありがとう市民会館おおみや お別れイベントについて

イベント概要

閉館を記念したイベントとして、同プロジェクトではお別れイベントを3/18(金)〜3/21(月)にかけて同館および周辺で開催する。

区内小・中学生による音楽などのオンステージをはじめ、さいたま観光大使のあらい太朗氏ら綾太朗プロデュースの演劇「いと、をかし」の上演、三遊亭楽生氏らによる大宮寄席の公演などを予定。参加型の企画として児童向けのSDGsボードゲームや地元グルメなどを集めた山丸公園マルシェも開催する。

「さいたま市民の多くの皆さまとお別れイベントを開催することで 、『記憶』と『記録』で世代間を繋ぎ、未来に伝えていければ」と久世実行委員長。

クラウドファンディングの実施

同イベントの開催にあわせ、同プロジェクト実行委員会はクラウドファンディングサイト「Campfire」においてクラウドファンディングを3点開催している。

いずれも目標金額に満たない場合も計画を実行し、リターンが届く。詳しい内容や期限については、上記各開催分を参照のこと。

完成時の市報に関する情報提供の依頼

同プロジェクト実行委員会では、同館が完成した1970年11月市報おおみやの表紙に写っている者について情報提供を呼びかけている。

同館を背に近隣小学校に通っていたと思われる児童が写っているが、特定できた場合は同イベントに招待し同じ場所で写真を撮影するという。

「何か情報をお持ちの方は実行委員会までご連絡頂けたら幸いです」と同プロジェクト実行委員会。

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イベント紹介

ありがとう市民会館おおみやお別れイベント

  • 開催日:2022/3/18(金)〜3/21(月・祝)
  • 開催場所:〒330-0844 埼玉県さいたま市大宮区下町3-47-8 市民会館おおみや

イベント・情報提供に関する問い合わせ先

◇ありがとう市民会館おおみや実行委員会

  • メール:arigato.oomiya@gmail.com
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