まだまだ続く飯能市のご紹介。今回は特定エリアに集積しているスポットをご紹介しちゃいます。
世界唯一の銅像
なんでここにあのキャラが!?
小松屋でうどんを食べてやってきたのが、お店から自転車で北へ5分ほど行った場所にある飯能市中央公園です。
飯能市立博物館に隣接した同公園にはアスレチックがあり、お子さんが楽しく遊べるスペースになっています。もう少し先にはなりますが市内有数の桜の名所で、春には公園中に見事な桜が咲き乱されるのだそうですよ。
そんな同園にあるのが、まさかの鉄腕アトムの銅像です!
埼玉県内で鉄腕アトムといったら虫プロダクションがあって特別住民にもなっている新座市の方がつながりが深い気がするけど、一体どうして飯能市にこんなものがあるのだろう?
未来に希望をかける銅像
これは1983年に飯能青年会議所の創設10周年を記念し、この地域のシンボルとして設けられたもの。アトムを象った銅像としては世界で唯一のものなのだそうです。
除幕にあたっては、今年で生誕90周年を迎える手塚治虫先生もいらしていたということです。
アトムの足元には「人と人 人と自然 人と機械がいつまでも仲の良い友達でありますように」とメッセージも書かれています。迫る21世紀を見越してこのような銅像を建てたということでしょうかね…。
ちなみに初回で飯能雛飾り展でのスタンプラリーについてご紹介しましたが、あのスタンプの絵柄もこの縁かアトムをはじめブラック・ジャックやリボンの騎士など手塚作品のキャラクターが描かれているんですよ。
ハイキング気分で登る天覧山
県下初の指定名勝
そんな同公園の向かいには、天覧山という標高195mの小さな山があります。
もとは愛宕山と呼ばれ古くから地域の人々に親しまれていた同山。五代将軍綱吉の時代には後述する能仁寺に十六羅漢の石仏を奉納されたので、羅漢山と呼ばれるようになりました。
そして1883年4月に山麓で行なわれた近衛兵春季小演習を明治天皇が山頂から眺めたことにより、天覧山と呼ばれるようになりました。山頂に立つや否や、開口一番「ああよい景色」と言葉を残したのだそうですよ。
そんな由緒ある同山は1922年に埼玉県内では初となる県指定名勝に登録され、以来戦火をくぐり抜けて長く市民の憩いの場所となっています。
普段着でも登れる山
そんな同山を登っていきます。標高は197mとそこまで高い山ではないので、お散歩がてら登ることができそうな大きさです。山ということでやや急なところもあるのですが、それでも登りづらいということはないでしょう。
それでも今回管理人は自転車を押しながらでしたので、ちょっとしんどかったですけどね(汗)
沿道には木々が多く生え、春は桜に初夏はツツジで秋は紅葉と四季折々の自然を楽しむことができます。ここも桜のシーズンに訪れたくなるスポットですね!
そして同山も飯能市が舞台になっているアニメ「ヤマノススメ」にも登場する山となっていて、実際に登場人物たちが作品内で登っている光景もあるのだとか。
山から望む飯能の街
10分ほど登り山の中腹まで来ました。東屋やトイレがあり、一息つくことができるスペースになっています。
展望スペースもあり、目下に広がる飯能の街並みを眺めることもできます。高さとしては100mほどの場所ですが、見晴らしも抜群!
さらに登っていくと山頂があるのですが、自転車を押していたのと時間の都合上今回は登らずに引き返しました。山頂からは市街地はもちろん奥武蔵や奥多摩の山々、そして富士山を拝むこともできるのだとか。