早いもので8月も残すところあと10日ほど。長月の足音が聞こえてきて夏の終わりを感じます。
そんな今週末に南越谷駅周辺で開催される第35回南越谷阿波踊り(8/23〜25)についてご紹介いたします。
本家さながらの阿波踊り
日本三大阿波踊りの一角
阿波踊り。その名の通り阿波国・徳島で生まれた日本を代表する踊りで、二拍のリズムで連になって踊る見ていて楽しい踊りです。
本場徳島を中心に全国で行われていますが、徳島・高円寺と並んで日本三大阿波踊りとされるのがこの南越谷阿波踊りです。
南越谷駅・新越谷駅を中心に毎年8月の最後の週末に開催される同イベント。参加連は地元越谷を中心に約80連、踊り手は延べ6,500人にのぼります。見物客も例年75万人近くを動員しており、埼玉の夏の終わりを象徴するイベントとなっております。
地域にふるさと意識を
今年で35回の開催を数える同イベント。
開催地の越谷市は東京のベッドタウンとして急速に発展してきて、現在の人口は約34万人を数えます。
中でも南越谷地区はJR武蔵野線と東武カイツリースラインが交差する県内有数の交通の要所となっています。
そんな同地区に阿波踊りがやってきたのは今から34年前のこと。同地区に本社を置くポラスの前社長で、徳島出身の実業家・中内俊三氏の手腕によるところが大きいです。
越谷という土地柄を考えると、地元住民には埼玉都民といわれるように地元への意識が稀薄ではないのかという危機感を同氏は抱いていました。そんな人達に「ふるさと意識」を持ってほしいと始めたのが、同氏にとってもゆかりのある阿波踊りだったというわけです。
地元商店や自治会はもちろん、本場徳島の阿波おどり振興協会などの協力のもと1985年に第1回が開催されました。当初は3万人ほどだった観客も今や20倍以上に跳ね上がっており、日本三大阿波踊りに名を連ねるまでに至ったのです。
見るもよし踊るもよし
開催スケジュール
前夜祭を含めると8/23(金)〜25(日)の3日間に渡って開催される同イベント。
主な開催スケジュールは以下の通りです
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- 流し踊り=南越谷中央通り演舞場ほか全4会場 17:10〜21:00
- 舞台踊り=越谷コミュニティセンター大ホール 【第1部】14:00〜16:30 /【 第2部】17:30〜20:45、越谷コミュニティセンター小ホール 17:30〜20:45
- 組踊り=越谷コミュニティセンター前ショッピング広場 16:20〜20:45、駅前組踊り会場(東口ロータリー) 17:10〜20:45
- 第35回記念企画「地元選抜連舞台踊り」=越谷コミュニティセンター大ホール 15:45〜16:15
今回は35回の節目の開催ということで、地元連17連からの選抜メンバー79人による舞台踊りが特別企画として行われます。また本場徳島からも参加連が招待されていますが、今回は通常より1連多い4連が招待される予定です。