森と共に歩む飯能市 その1 埼玉にやって来るムーミン谷

少々間が空いてしまいましたが、大宮以外の埼玉の街にフォーカスをあてる大宮以外の埼玉シリーズが始まります。

今回取り上げるのは、今注目度抜群のこの街です!

緑と水の共生文化都市

ムーミンバレーパークオープン間近!

映画「翔んで埼玉」の大ヒットに沸き、住みたい街ランキング関東版で大宮がベスト4にランクインするなど、今ノリに乗ってる我が埼玉県。

さらにその勢いを加速させような出来事がこの週末に起きようとしています。

そう、今週3/16(土)に飯能市の宮沢湖畔のメッツァ内にムーミンバレーパークが満を持してオープンするのです!

フィンランド人のトーベ・ヤンソン氏が生み出し、世界中で愛されている絵本の「ムーミン」。日本でも多くの年代に親しまれている作品ですが、その舞台となるムーミン谷を再現したテーマパークがこのムーミンバレーパークです。

メッツァ内にすでにオープンしているメッツァヴィレッジと合わせて、埼玉の新しい注目スポットになること間違いなしです。

緑溢れる県南西部の街

というわけで今回は飯能市の見どころをご紹介してまいります!

まずは簡単に市のプロフィールから。

飯能市は埼玉県の南西部に位置する、広さ193.05㎢で人口約8万人の街です。

県内3番目の広さを誇る市域は北西部を中心に山地が多く、約3/4を森林が占めているといいます。 湿度が低い内陸型気候ですが、降水量は埼玉県内でも多くなっています。

後述するように中世から近世にかけて林業で栄えた同市域。自然を多く残しつつも特に高度経済成長期からは宅地化が進展して、ベッドタウンとして変化をみせました。

周辺自治体との幾度もの合併を経て2005年の旧名栗村の編入をもって現在の市域となった同市は、都心から約50km圏内に位置して交通アクセスも良好な環境にありながら、緑と清流という豊かな自然に恵まれた都市であるのが特徴です。

地域の名産・西川材

街の玄関口は西武池袋線の飯能駅ですが、大宮からですと川越を経由して八高線の東飯能駅を使用したほうが近いかもしれません。

駅の改札を出ると目に入るこの大きな木製のベンチ。実はこのベンチ、この地域の特産である西川材からできているものです。

この地域では豊富に採れるスギやヒノキが古くから木材として使用されてきました。特に火災が多発した江戸時代には、入間川や高麗川などから荒川を経て、江戸の街へと多く運ばれていきました。ちょうど江戸の西の川から運ばれてきたということで、いつしか西川材と呼ばれるようになったのだそうです。

西川材が生まれる土壌は大部分が秩父古生層からなる褐色森林土で、気温も降水量もヒノキやスギの育成に最適であるため良質な木材が採れるのです。

自然と都市機能とが調和する街へ

そしてこちらが東飯能駅の西口です。街の中心部である飯能駅周辺には歩いて10分ほどです。

そんな同駅のロータリーにはこんなモニュメントがあります。

上記のように西川材の産地であるなど、古くから自然と調和した生活が営まれてきた同市域。2005年の旧名栗村の編入を機に、同市が目指す理想や目標やまちづくりへの決意などを明らかにするものとして「森林文化都市」を以下のように宣言しました。

飯能市は、首都圏にあって奥武蔵の豊かな自然に恵まれたまちであり、その歴史・文化、人々の情感は、森林とともに育まれてきました。

 人々が森林とのふれあいを通じて心身ともに森林の恵みを享受し、環境との調和や資源の循環利用を生活の中で生かしていくことが求められる時代にあって、本市では、森林資源を活用し、新たな森林文化の創造により、心豊かな人づくりと、活力のあるまちづくりを推進します。
 ここに森林と人とのより豊かな関係を築きつつ、自然と都市機能とが調和するまちの創造をめざし、「森林文化都市」を宣言します。
(飯能市HPより)
スポンサーリンク

この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事