お世話になっております。
日本一小さな市、蕨の紹介もいよいよ大詰め。
今までは割と旧中山道の西側を多くご紹介してまいりましたが、今回は市の東側の見どころをご紹介できればと思います。
蕨の東の守り神
マニュファクチュアの先駆け
ハッピーケバブを出て、市の東側、塚越にやってまいりました。
駅の東側から、南の西川口駅の近くにまでまたがるこちらの地区。
サッカーの強豪・武南高校なども位置しますが、江戸時代の後期から木綿栽培に織物生産が盛んに行われ、おそらく日本史で学ばれた方もことも多いかと思いますが、日本におけるマニュファクチュア、すなわち工場制手工業の先駆けとなった土地とも言われております。
その後、洋裁化に伴って国産の織物産業は衰退の一途をたどり、今では多くの住宅地が立ち並ぶ地域となっていますが、織物産業は蕨の伝統産業となっております。
知らなかったなぁ~。
東の稲荷・塚越稲荷神社
そんな塚越地区に鎮座し、東の稲荷とも呼ばれる神社、塚越稲荷神社にやってまいりました!
京都の伏見稲荷の分祠であるこの塚越稲荷。
創建は今から500年以上前の1500年ごろと言われています。
獅子舞やはたまつりといった行事が一年を通して行われていますが、中でも3月の初めの午の日に行われる初午祭(はつうまさい)が有名です。
また、春になると境内の桜が多く開花し、多くのお花見客を集めるといいます。
次は春に行ってみようかな!
荘厳な鳥居をくぐって
氷川神社の鳥居に比べれば小さいですが、なかなか荘厳な鳥居ですね。
狛犬もこちらを見守っていますね。
小高い丘の上の本殿
少し距離がありましたが、いよいよ本殿です。
本殿と言いましても、この丘の上の建物ではなく、その中に収められている小さなお稲荷さんです。
市の文化財にも、指定されているとのことです。
この丘はある出家僧が伏見稲荷に参拝した際に、お告げによりお経を埋納して築いたものといわれており、塚越という地名の下にもなっているとのことです。
初詣は済ませてしまいましたが、お参りしていきます。
その隣には天満宮
参拝を済ませ、ふと隣を見ると、こんな建物が。
どれも志望校への合格など、学問成就を祈願するものでした。
折しもこの日は、大学入試センター試験の開催日。
あまりいないとは思いますが、この投稿を御覧になっている受験生の皆様、体調に気を付けて勉強頑張ってね!
これぞ神仏習合
なんだか、神社っぽくないね。
それもそのはず、こちらは定正寺というお寺の観音堂。
もともとは塚越稲荷を管理するための別当として設けられたお寺ですが、明治に廃仏毀釈が行われると廃寺となり、現在は観音堂のみ残されているというわけです。
まさに、神仏習合ってやつだね!
ここ、テストに出ますよ。
施設紹介
◇塚越稲荷神社
- 住所:埼玉県蕨市塚越3-2
市民の憩いの場・蕨市民公園
住宅地の中に突如として
さながら、周囲は閑静な住宅街といったところですね。
そんな静かなエリアに突如として現れる巨大な公園が蕨市民公園です。
広さ約33,000㎡を擁する、蕨市最大の公園です。
緑あふれる憩いの場
サッカーや犬の散歩、
ちょっと寒空ですが、ピクニックに興じる方の姿も見て取れます。
つぼみはまだまだ堅いですね。
あと3か月もすれば咲き誇ることでしょうから、お花見が楽しみですね!
凍てつく噴水池
朝だけ凍るのはよく見るけど、日中そこそこ日も当たるところなのにこんな風にかちんこちんってのは、よっぽど寒いってことですよね!
夏はとことん暑くて冬はとことん寒く。
気候も極端になってきている気がしますね。
家族みんなで楽しめる公園
他にも、園内には遊具も充実。
実際にお子さんと遊びに来ているご家族も多くいらっしゃいました。
さすがに機材の貸出等は行っていませんが、市外在住の方であっても無料で利用できるとのことです!
定員は300名で、利用には利用4日前までの予約が必要となります。
詳細はこちらをご参照のこと。
そんなわけで、緑があふれ遊具も多く、さらにバーベキューもできてと、まさに住宅地の中のオアシスな蕨市民公園のご紹介でした!
同じ公園なんですけど、前から蕨で行ってみたいと思っていた公園があるので、最終回となる次回はそちらをご紹介しようと思います。
ほらあそこだよ、あそこ。
希望の次回へ、レディーゴー!
つづく
施設紹介
◇蕨市民公園
- 住所:埼玉県蕨市塚越5-1
- 電話番号(管理事務所): 048-444-3658
- 備考:駐車場は4~9月は9:00~18:00、10~3月は9:00~17:00に利用可能