県と埼玉県産業振興公社は、県内4のプロスポーツクラブ・球団の協力のもとスポーツ市場についてアイデアの事業化及び事業の成長を目指すスタートアップ企業などを支援するため、埼玉 Sports Start-up(SSS)を実施する。(実施委託:Creww株式会社)
8/17よりスポーツを通じて地域社会の課題を解決する企業のエントリーを受け付ける。
埼玉 Sports Start-upとは？
今後東京2020オリンピック・パラリンピックなどを控え、スポーツ市場はますますの拡大が見込まれる。プロスポーツクラブ・球団が多い県内においてもスポーツが盛り上がりを見せるが、そのような地域だからこそスポーツを通じて地域社会の課題を解決する機運が高まっている。
両者は2018年度より県内プロスポーツクラブ協力のもと同様の「イノベーションリーダーズ育成プログラム」を実施してきたが、今年度から名称も改めた。
具体的な中身としては、公募により選抜された有望なプランやアイデアを有するスタートアップ企業などが、先輩起業家や専門家による助言や伴走支援などを受け、クラブ・球団が提供するテーマに沿ったビジネスプランの立案・実現を通じて課題解決に取り組んでいく。
各クラブ・球団との協業に関して
今回のプログラムの実施にあたっては、浦和レッドダイヤモンズ、大宮アルディージャ、埼玉西武ライオンズ、そして越谷アルファーズの協力のもと各クラブ・球団から提供された課題をテーマとして提示する。
浦和レッズ・大宮アルディージャ・埼玉西武ライオンズとの協業
このうち浦和レッズ・大宮アルディージャ・埼玉西武ライオンズとの協業については若手起業家および起業希望者を対象にする。
社会問題解決やコミュニティ形成やグローバル化など各クラブ・球団よりテーマが提示される。それにビジネスプランを、各々で利用できるリソースを用いて考案していく。
参加対象については、学生を含む概ね30代までの者で、以下のいずれかの条件に該当し9月に3回オンラインで開かれる研修に参加できる者が対象となる。
- 起業から概ね5年以内(新事業展開後、概ね 5 年以内の方も含む)で、埼玉県内で既に事業を展開している者。又は埼玉県内で事業を展開する予定の者
- 埼玉県内での起業を検討している者 、または今後拠点を設ける見込みがある者
越谷アルファーズとの協業
今回よりB2リーグ・越谷アルファーズが新たに協力クラブとして加わった。
同チームからは「テクノロジー×スポーツ」「エンタメ×スポーツ」「地域との共存」というテーマが提示されている。同じく同チームのリソースを用いてビジネスプランを考案していく。
この協業については、業種 ・創業年数を問わずすべての企業・ 個人事業主で、埼玉県内で既に事業を展開している方ないしは埼玉県内で事業を展開する予定の者が対象となる。創業前の者はエントリーできないので、注意されたい。
今後のスケジュール
今後のスケジュールとしては、両プログラムとも8/17〜8/28の期間でエントリーをオンライン上で受け付ける。
その後参加者の選考を経て、研修(越谷アルファーズとの協業除く)とテストマーケティングが9月中に行われる。このテストマーケティングについては、屋外イベントで一般の人々に対して実施する予定。
その後さらなる選考やプレゼンおよび実証実験を経て、来年2月上旬に成果発表会を開催。加えて来年2/24〜26に開催される第4回Japan Sports Week(スポーツビジネス産業展)へのブース出展を行う。
なお、新型コロナウイルスなどの影響により内容に変更が生じる可能性がある。
詳しい募集テーマやエントリー方法などについては、Creww社による特設ページを参照されたい。
