
この度新企画として、さいたま市議会の動向をお伝えする「さいたま市議会短信」を新たに始めることにいたしました。特に大宮地区に関係がありそうな代表質問や審議内容といったことを中心にお伝えできればと思っております。
先日も市議会選挙がありましたが、それに伴い臨時会が開催されました。
さいたま市議会あらまし
定例会は年4回
まずはじめに、さいたま市議会のあらましについてご紹介させていただきます。
さいたま市の予算や条例などを日々議論している同会は、毎年2・6・9・12月に定例会が開催されます。
議員定数は以下の通り10の行政区から選出された60名で、任期は2023年4月30日までの4年間です。
- 西区:4名
- 北区:7名
- 大宮区:5名
- 見沼区:8名
- 中央区:5名
- 桜区:5名
- 浦和区:7名
- 南区:9名
- 緑区:5名
- 岩槻区:5名
最大会派は民主改革さいたま市議団
そして会派は以下の通り。
- 民主改革さいたま市議団:17 (立憲民主党11、国民民主党3、社会民主党1、無所属「改革フォーラム」2)
- 自由民主党さいたま市議会議員団:14 (自由民主党14)
- 公明党さいたま市議会議員団:11 (公明党11)
- 自由民主党真政さいたま市議団:9 (自由民主党9)
- 日本共産党さいたま市議会議員団:8 (日本共産党8)
- 無所属:2
政権与党は自民党ですが、立憲民主や国民民主などから形成される民主改革さいたま市議団が17名で最大会派になっていることが特徴です。
これ以外に総合政策や予算などを審議する6つの常任委員会と、スポーツの振興などを審議する特別委員会が設置されており、各議員が所属しております。
選挙後初の臨時会
前述したように今は定例会の期間ではないのですが、去る5/7〜8にかけて選挙後の議会運営や議長を決める臨時会が開催されました。
議長は渋谷佳孝氏に決定
その中で議会の議長ならびに副議長が議員同士の選挙の末、以下の2名に決定しました。
- 議長:渋谷佳孝氏(自由民主党真政さいたま市議団、46歳)
- 副議長:高柳俊哉氏(民主改革さいたま市議団、57歳)
同氏は1972年に当時の大宮市に生まれ、中央大学卒業後に実家の八百屋業を継がれ、2011年に市議会議員に初当選。以来市民生活委員会委員長やオリンピック・パラリンピック競技大会支援特別委員会委員長などを担当されてきました。
前代の議長も同じ大宮区選出で同市議団に属する新藤信夫氏でしたが、その系譜を受け継いだということでしょうか。
ただ最大会派の民主改革さいたま市議団ではなく自由民主党真政さいたま市議団からの選出ということですので、今後の議会運営で多少なりとも支障が生じる恐れは引き続きありそうです。
次回の市議会は6/5より始まる6月定例会です。