さいたま市議会12月定例会2日目の12/1(木)、第18代議長を務める阪本克己氏が辞表を提出。
長時間に及ぶ議会中断を経て、新たに議長選挙が執り行われた。
相次ぐ突然の議長辞職
桜区選出の同氏は民主改革さいたま市議団所属の62歳。2007年4月以降当選4回、まちづくり委員会委員長や議会運営委員長などを歴任した。
今年2月より議長を務めていたが、統一教会問題や議員定数問題で議会が荒れる中で突然の辞職となった。議長退任にあたり「議長として充実した日々を送れた」と各位に感謝を述べている。
なお、今年2月には島崎豊前議長も2月定例会会期中に一身上の都合を理由に辞表を提出。急遽開かれた議長選挙を経て同氏が選出された経緯がある。
新議長に中島隆一氏
辞職を受けて急遽行われた議長選挙で、中島隆一氏が第19代議長に任命された。
中央区選出の同氏は当選6回。会派はさいたま自民党で、委員会は総合政策・予算委員会に所属。
議長就任にあたって「身が引き締まる思い」などと挨拶している。
同氏については先月、統一教会の関連団体主催の自転車イベント「ピースロード」実行委員として名前が出ていたことが報じられている。自身は「勝手に名前を使われた」と主張した。昨年行われた実行委員と副市長との面会にも同席したとされるが「誘われただけ。何の表敬かわからず参加した」と釈明。同氏の就任挨拶の後、旧統一教会との関わりについて動議を求める声も一部市議から上がっている。
突然の議長辞職が相次ぎ、来年春に選挙を控える議会の混乱が収まる気配はない。