平成27年(2015年) 東松山市出身梶田隆章氏がノーベル賞受賞

そして同じく平成27年(2015年)には、東松山市出身の梶田隆章氏がノーベル物理学賞を受賞しました!県内出身者としては、初のノーベル賞受賞です。

1959年3月に東松山市で生まれた同氏は、埼玉大学理学部を卒業後、東京大学大学院理学系研究科に進学し小柴昌俊研究室で宇宙線の研究に従事しました。

その後素粒子から成る中性のニュートリノ(中性微子)の研究に携わり、その過程でニュートリノが質量をもつことを示すニュートリノ振動を発見しました。この業績が認められて同賞を受賞したというわけです。

同じくノーベル生理医学賞を受賞された大村智氏も、出身は山梨ではあるものの浦和に在住していたことがあり、埼玉に縁のある2名が受賞したことになりました。

両名共県民栄誉賞やさいたま市民栄誉賞を受賞しています。

スポンサーリンク

平成28年(2016年) 秩父祭の屋台行事と神楽、川越氷川祭の山車行事がユネスコ無形文化遺産に登録

平成28年(2016年)には小川和紙に引き続き、秩父祭の屋台行事と神楽川越氷川祭の山車行事ユネスコ無形文化遺産に登録されました。

「山・鉾・屋台行事」として18府県から33件が登録されていましたが、そのうち埼玉県からはこの2件が登録されたというわけです。

結果的に3件もの無形文化遺産が県内に存在することになり、観光需要増大への期待も大きく高まった出来事でした。

スポンサーリンク

平成28年(2016年) 和光市で発見された新元素がニホニウムと命名

平成28年(2016年)11月、和光市の理化学研究所で同16年に合成された113番目の元素がニホニウム(元素名Nh)と命名されました。

同研究所の森田浩介博士らが率いるグループが亜鉛をビスマスに衝突させて合成に成功した同元素。同17年と同24年にも合成に成功し、正式にその存在が認められ命名権を獲得しました。

日本初、そしてアジアでも初の発見となった新元素には、公募の末に発見国にちなんだニホニウムという名前になることに決まりました。

これを記念して、翌同29年6月に同市の和光市駅と同研究所を結ぶ1.1kmの道のりがニホニウム通りとして整備されました。

同通りには元素記号1番〜113番までの元素名を記した特製のプレートが設置されています。

平成29年(2017年) 花咲徳栄高校・夏の甲子園で県勢初優勝

平成29年(2017年)、この年開催された99回目の全国高校野球選手権大会、いわゆる夏の甲子園で埼玉県代表として出場した花咲徳栄高校が初優勝を果たしました!県勢としては初の夏の甲子園優勝です。

この年の決勝カードは同校と中村奨成選手(現広島カープ所属)擁する広陵高校(広島県)。一大会における最多本塁打記録を32年ぶりに塗り替えた同選手ですが、その手強い打線を封じ込め終わってみれば14-4での勝利。

この年を最後に作り変えられる深紅の優勝旗が、ついに埼玉の地にやって来ました。

なおこれに先立つ平成25年(2013年)には、春のセンバツで浦和学院高校が県勢として45年ぶりに優勝を飾っています。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事