本日31年の歴史に幕を閉じる平成。
2回に渡ってきて平成時代の埼玉での出来事を振り返ってきましたが、平成23年(2011年)〜現在平成31年(2019年)までを振り返ります。
平成23年(2011年) 東日本大震災発生
平成23年(2011年)に起きた出来事といえば、3月11日の東日本大震災。
(埼玉県HPより)
震源地は東北でしたが、県内でも震度5以上の揺れを観測した地域が数多くありました。
負傷者も104名、家屋への被害も約17,000軒確認されましたが、幸い死者は出ませんでした。このほか久喜市など一部地域では液状化現象も発生しました。
東北地方の人々を避難者として受け入れる取り組みも県内で行われました。震災直後はさいたまスーパーアリーナを避難所としていましたが、同年3月末に加須市にあった旧騎西高校校舎に避難所が移転。この避難所は2年後の同25年(2013年)まで存続しました。
現在も3,500名近い方が埼玉に避難してきています。被災地の一日も早い復興を祈っております。
平成25年(2013年) 越谷市で竜巻発生、家屋に被害多数
比較的災害が少ない埼玉県ですが、平成25年(2013年)9月2日には越谷市を中心に巨大な竜巻が発生しました。
当日は地表近くは30度以上の高温だったにも関わらず上空では氷点下の気温で、地表の暖かく湿った空気が上昇してスーパーセルと呼ばれる巨大な積乱雲が発生し、この中で巨大な竜巻が発生していたとされています。
この竜巻で同市内で63名が負傷し、1000軒近い家屋に被害が出ました。
当時のニュース映像が、被害のすさまじさを物語っています。
平成26年(2014年) 小川和紙がユネスコ無形文化遺産に登録
平成28年(2014年)11月、小川町や東秩父村で古くから生産されてきた小川和紙(細川紙)がユネスコの無形文化遺産に登録されました!
本美濃紙や石州半紙と他の日本各地の和紙とともに「和紙」としての登録となりましたが、もともと石州半紙が登録されていたところに残る2つの和紙を加えて再提案を行い、それが認定されたというわけです。
産地に暮らすすべての人々が和紙作りの伝統に誇りを持っている点が高く評価されています。
平成27年(2015年) 熊谷連続殺人事件
平成27年(2015年)9月には、熊谷市でペルー人の男性に地域住民6名が殺害された熊谷連続殺人事件が発生しました。
同月13日に同市内の民家に侵入し住居侵入罪で熊谷警察署に連行された容疑者は、タバコ休憩を求めた際に署から逃走。すぐさま署員も追いかけますが見失ってしまいました。
住宅地に逃げ込んだ容疑者は、同16日までの間に地域住民男女6名を殺害。この中には小学生の女の子も2名とその母親も含まれていました。残された旦那の方はショックで1週間食事や睡眠も取れなかったといいます。
その後の捜査で最後の事件現場となった民家で容疑者を発見しますが、直後に自殺を図り救急搬送。意識回復後に容疑者は逮捕され、現在は公判が行われています。
同事件で犠牲になった方々のご冥福をお祈りします。