無所属こそ県民寄り添える 浅野目義英県議が県政報告会実施

南第9区(さいたま市浦和区)選出の浅野目義英埼玉県議会議員(64・無所属)が、22回目となる県政報告会を3/11にロイヤルパインズホテル浦和(同区仲町)にて実施した。

200名の出席者の前で無所属議員だからこそ実行できた施策を紹介、無所属として地域を変えていく決意を表明した。

「複眼的な思考ある」

東京都出身の同議員は法政大学社会学部卒。埼玉県内での教職を経て、1983年に25歳で上尾市議に初当選。4期目の37歳には全国最年少で市議会議長を務めた。

2000年の同市長選では落選も、7年の浪人生活を経て2007年の県議選で同区より初当選。以来県議を4期務めてきた。民主党と後進の立憲民主党に属していたが、2020年に同党を離党し無所属で活動。

冒頭にはゲストとして参加した上田清司前県知事・参議院議員(無所属)が登壇。法政大の後輩でもある同議員とは20歳頃からの付き合いで、文章力や絵心など多岐にわたる才能に驚いているという。

知事時代の経験から、県民の目線から様々な論点を引っ張り出しそれを実現させるよう動いていると、同議員を評価。「(浅野目議員は)複眼的な思考で物事を見られる才能を持っている」と上田氏。

同区選出の小柳義文市議会議員(さいたま未来プロジェクト)も続けて登壇。地方の時代と久しく言われているも現状ではなかなかうまくいかないが、地方から国を変えていこうとしている同議員を評価。議員を選挙で選ぶのは「税金でこの人を雇うかどうか判断すること」と同義だが、「(浅野目議員は)お金を払ってまでも雇う価値がある」と小柳氏。

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「地方議会は政党で選ばないで」

続けて同議員が登壇、実行してきた施策を自らの口で紹介した。

ALS患者が県内では500名以上いるが、そうした人々がベッドからリモートで働けるよう、分身ロボット「Orihime」導入を要望。実際に同ロボットを通じてALS患者が働く群馬県庁最上階のカフェを視察した。結果的に、埼玉しごとセンターに同ロボットが導入されることとなった。

また、第二次大戦の戦没者の遺骨収集や調査などに取り組む学生主体のJYMA(日本青年遺骨収集団)の活動を通じて、収集された遺骨が航空自衛隊入間基地へ帰還することを把握。県政のトップとして遺骨帰還時に県知事の立会いを要望してきた。2021年10月県議会では大野知事からも可能な限り出迎えたいと回答を得た。

加えて、児童養護施設退所児童の大学進学率が3割を切っていた現実から、埼玉県立大学に退所児童向けの入試制度を創設するよう上田前知事に直談判。諸々の審議を経て実際に創設されたことで、進学率も上昇傾向にある。

こうした施策も政党に所属していたからできたわけではなく、一人でやってきたからこそできたとアピール。国の政党のしがらみが県議会にもあるが、県民の自己実現を後押しするのに政党は関係ないと述べた。無所属こそが県民に寄り添い半歩前に前進する存在として、「地方議会の選挙は政党で選ばないで」と同議員。

このほか、4月の市議会選挙に同区より無所属で立候補する世古口まりか氏と峯岸宗弘氏が登壇。無所属チームとして、政党の鎧がなくとも戦えるというところ見せ地域を変えていく決意を見せた。

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防災への施策はー浅野目義英県議会議員インタビュー

ーー東日本大震災から12年となる日での県政報告会となったが、防災へ向けてどのようなことに取り組んでいくか

先の震災では瓦礫の下から顔が真っ白になった幼い子どもの遺体も見つかったと聞いている。災害というものはともすれば人々の人生をも変えてしまう一大事である。

だからこそ、防災の思想をしっかり打ち立てていけるよう努めていきたい。

ーー今後力を入れていきたいことは

みどり・ほこり・いのちを三大公約に、議会改革を進めていきたい。

県知事選へ向けてはー上田清司参議院議員インタビュー

ーー県知事の経験から国に対してどういったことを訴えていきたいか

国だけに限った話ではないが、とにかく行政は現場がわかっていないということが多いと感じる。

例えばバス路線の見直しを行っても減ってばかりいるし、科学技術政策を実行しても日本の科学力は低下傾向にある。実行した結果を検証せず成果が出ていない、検証能力がないことが背景にあるのではないか。

ーー8月の県知事選に向けてどのように動く予定か

まだ何も決めていない。後任の大野知事はうまくやっていると思う。

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