県産で咲き誇る 鴻巣市・レストランなごみのやが「咲いたまハンバーグ」提供中

鴻巣市の運転免許センター至近で営業するレストランなごみのや(鴻巣市中央)が、11/10より「咲いたまハンバーグ」の提供を始めた。

主原料は全て埼玉県産と、新名物として自信を持って届ける一品となった。

「面白そう」から開発へ

2016年開店の同店は、飲食業界25年以上のオーナーが「リーズナブルで美味しい」を合言葉に、腕によりをかけたランチを提供。看板メニューは北海道十勝帯広産の豊西牛100%ビーフハンバーグで、赤身肉が詰まっていて牛肉本来の旨味が味わえる逸品だ。同様のメニューは県内でも同店のみ提供しているという。

折からのコロナ禍は同店にも少なからぬ影響を与えたが、新しい販路開拓の一環として通販へ進出。同品を出品したところ、かなりの反響があった。その結果を受けて、「埼玉県産のハンバーグを作ってみたら面白そう」というのが開発のきっかけだったという。

食材の確保にあたっては、主要取引先である埼玉縣信用金庫に相談。同金庫のネットワークを使って県内全支店で食材提供が可能な事業者をリストアップした。一社ずつ面談し、賛同する事業者の協力をとりつけていった。

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坂東武者をイメージ

主原料は全て県産にこだわった同品は、坂東武者の荒々しさをイメージ。上品な食感ではなく、あえてゴロゴロした肉感を残すことで、噛むたびに豚肉本来の旨さや甘みが口の中に広がるようにしている。下味をしっかりつけていて、ご飯と食べたくなる一品だ。価格は¥1,000(税込)

豚肉については、江中畜産(比企郡吉見町飯島新田)による県のブランド豚「香り豚」のウデ肉を採用。一番味が濃いとされ、旨味が詰まっている。

ネギについては玉ねぎではなく全国的にも出荷量の多い長ネギを使用。県内三大ネギ産地のうち、楽農三恵園(越谷市増森)の越谷ネギを採用した。

また同品には武蔵野茶工房(狭山市堀兼)の狭山茶を練り込んだ。緑色で珍しい色になり、食べたあとにもお茶の清涼感口に残るのが特徴となった。

醤油は、県産大豆・小麦が原料で大きな杉の桶でゆっくりと醸成した、笛木醤油(比企郡川島町上伊草)の醤油を採用。2年熟成させた権田酒造(熊谷市三ケ尻)の酒粕も採用した。

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通販にも出品検討

提供開始から間もないが、「まずはレストランで口にした顧客の意見をもとにクオリティをどんどんと磨き上げていきたい」とさらなる改良にも期待がかかる。県内唯一の運転免許センターから至近のため、多くの県民が地域が産んだ同品を味わえるようになっている。

来春には通販などで気軽に購入できる仕組みの構築を検討しているという。

「埼玉といったら◯◯!」というものは少ないかもしれないが、「将来的に皆さんから『埼玉といったら咲いたまハンバーグ!!』と思っていただけるよう頑張ってまいります!」と同店。

店舗紹介

レストランなごみのや

  • 住所:埼玉県鴻巣市中央29-1 クレアこうのす2階
  • 電話番号:048-540-8080
  • 営業時間:<平日>11:00~15:30(15:00ラストオーダー) <土日>11:00~14:00/17:00~20:00(19:30ラストオーダー)
  • 定休日:火曜日

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