大宮から岩槻、春日部を経て千葉県へと入り、柏や船橋を結ぶ全長63.7kmの東武アーバンパークライン(野田線)。
2013年の新型車両導入に始まり、2014年の愛称アーバンパークラインの導入や2016年の大宮〜春日部間での急行運転開始など、首都圏外環を走る同路線の利便性が近年向上している。
そして来たる3/14には運河〜柏〜船橋間で急行運転が始まるなど大掛かりなダイヤ改正が予定されている。これに合わせて同路線の駅で住みたい駅ランキングなどが発表された。
利便性がますます向上 3/14ダイヤ改正
大宮〜船橋間最大16分短縮ー全線急行運転開始
(東武鉄道特設ページより)
今回の改正の目玉は急行運転区間の拡大。
複線化工事の完成に伴い、それまでの大宮〜春日部間に加えて運河〜柏〜船橋間でも急行運転が行われる。なお、春日部〜運河間については従来通り各駅停車となる。
これにより大宮〜船橋間で最大16分の時間短縮が見込まれる。
大宮~船橋間では同区間を通しで走る急行列車が日中に毎時2本運転される。加えて大宮〜柏間では大宮〜春日部間のみ通過運転を行う区間急行も設定される。
路線全体が便利に変わり、日中の外出がますます快適になることが期待される。
平日終電が大幅繰り下げ
平日の最終電車の時間繰り下げも同改正の大きなポイント。他社線との接続駅で乗り換えの便宜を図っているということだ。
大宮駅を例にとると春日部以東最終電車となる七光台行きは0:23発で、R高崎・宇都宮線最終列車と接続している。改正前より28分繰り下げられた。
また同駅最終となる岩槻行きは同29分繰り下げの0:46発で、JR埼京線 最終列車と接続している。
平日に特急も増発(柏→春日部)
同路線を走る特急アーバンパークラインも増発される。
新たに柏23:17発春日部23:57着の1便が平日夜に設定される。柏〜運河間は特急料金がかかるが、運河以西では乗車券のみで利用可能だ。
同改正に合わせて、特急券を事前に購入できる東武携帯ネット会員サービスでは、乗得ポイントが30%相当貯まるキャンペーンも実施される。(3/16〜3/31)
アーバンパークラインの駅を勝手にランクづけ
同改正に合わせ、同路線PR事務局は沿線住民400名を対象に同路線の駅を様々なカテゴリでランクづけする調査を行なった。
調査概要
- 調査期間:2020/2/7~2/10
- 調査対象:東武アーバンパークライン沿線に住んでいる20~60代男女400人
- 調査方法:インターネットによるアンケート調査
- 得点算出方法:各設問、上位3つを聴取し、順位に応じて以下の得点を乗じて算出(1位:3点、2位:2点、3位:1点)
最も自然が多くて住みやすい大宮公園ー勝手に住みたい街ランキング
まず沿線住民に同路線で住みたい街を調査した結果を見る。
1位は柏で2位は流山おおたかの森と続くが、3位に大宮が5位に春日部がそれぞれ食い込んだ。他路線に乗り換えられて都心に出やすく、商業施設が充実している駅の人気が高いようだ。
9位には大宮公園がランクインしているが、これは沿線の中で最も自然が多いから住みたいという理由で選ばれていたという。
岩槻周辺の発展に期待ー穴場・好きな街ランキング
続けて穴場・好きな街をランキング形式で見ていく。
1位は住みたい街としても2位だった流山おおたかの森となり、1位だった柏は10位まで下がった。
逆に住みたい街9位の大宮公園が3位に浮上。大きな公園があり、自然が多いといった理由で選ばれたという。
そして人形博物館も開館した岩槻が7位にランクイン。スーパーや病院があり急行も停まる、駅周辺がこれから発展しそうといった理由があがった。
子育てならオラの街ー子育てに良い街ランキング
続けて子育てに良い街ランキング。
住みたい街ランキングで上位3位だった流山おおたかの森、柏、そして大宮が上位3位にランクインした。公園・自然が多いということで大宮公園も4位にランクインした。
7位には春日部がランクイン。買い物に便利、医療機関が充実しているといった理由のほか、クレヨンしんちゃんのイメージがあるからといった回答もあった。