埼玉県福祉部と県社会福祉協議会(浦和区針ヶ谷、山口宏樹会長)は、11/6(日)より県内4地域・15会場で生活困りごと相談会を順次開催する。
生活困窮者へ向けて、食料品など生活必需品の配布も先着で行われる。
ひとりで悩まず気軽に相談を
同会は、コロナ禍や物価高騰の影響により生活に困難が生じた者を対象に開催。
昨年度県内各自治体に寄せられた生活困窮に陥った者による相談件数は、2019年度比較で約2.3倍と、コロナ禍で生活困窮者が増えていることがうかがえる。しかしながら、普通の暮らしを続けてきた者が図らずも生活困窮に陥った場合、相談窓口の利用に心理的な抵抗があるという声も上がる。
そこで、身近な場所で気軽に相談ができるよう同会が企画された。9月定例県議会で成立した2022年度県一般会計補正予算に基づいて実施する。
なお、同会以外にも県では緊急小口資金などの特例貸付が利用できない生活困窮者などに対する同感染症生活困窮者自立支援金の申請を受け付けるなど、各種支援を実施している。
専門家相談と必需品で支援
借金や収入源や就職難など各人の悩みに対して、社会福祉士はじめ弁護士やキャリアコンサルタントなど専門家が相談に乗る。相談時間は1組30分程度で、困りごとの整理や相談機関の案内が中心となる。希望者多数の場合は早期で終了の場合あり。
また、各日アンケートに答えた先着200名には、レトルト食品や生理用品が含まれた生活必需品を配布する。
県内4地域15会場で開催
同会は県内4地域の以下15会場で順次開催される。県内各地域で会場を設けて相談会を開催するのは、初の試みという。
各日とも11:00〜15:00(最終受付14:30)で、入場無料・申込不要。
▽11/6(日):熊谷ハートピア(熊谷市)
▽11/20(日):越谷サンシティホール(越谷市)
▽11/26(土):東松山市総合会館(東松山市)
▽11/27(日):浦和コルソ(さいたま市浦和区)
▽12/11(日):越谷サンシティホール(越谷市)
▽12/17(土):本庄はにぽんプラザ(本庄市)
▽12/24(土):ウエスタ川越(川越市)
▽12/24(土):大宮ソニックシティ(さいたま市大宮区)
▽1/9(月・祝):春日部ふれあいキューブ(春日部市)
▽1/15(日):熊谷ハートピア(熊谷市)
▽1/21(土):所沢市民文化センターミューズ(所沢市)
▽1/29(日):フレンディア川口(川口市)
▽2/4(土):ウエスタ川越(川越市)
▽2/18(土):浦和コルソ(さいたま市浦和区)
▽2/26(日):越谷サンシティホール(越谷市)
同会に関する問い合わせ先
◇社会福祉法人埼玉県社会福祉協議会 生活支援部 生活支援課
- 電話:048-822-1249(平日8:30~17:15)