若い世代意識 北浦和で40年・やきとり志げる大宮店が11/22開店

北浦和で40年にわたってやきとり志げるを営業する赤城(浦和区北浦和、小林明彦代表取締役)が、11/22にやきとり志げる大宮店を大宮区宮町に開店させる。

遠方からの利用客も多い大宮の地で、自慢の味を若い世代へ届けていくと意気込む。

自慢の味、大宮でも

コロナ禍で新たな挑戦がしづらい中、北浦和本店と浦和店は地域からの常連客も多く乗り越えてきた同社。従業員を一人も解雇することはなかったという。

特に本店の鈴木店長は大宮出身であり、親族もいるなど地域との関わりは強かった。

料理の味や鮮度への自信や「従業員と調理技術を試してみたい」という想いのもと、同社としても大宮進出を意識。本店開店40周年で第七波が終わりを見せた今年夏頃に物件を見つけた。「何かの縁かと思ってやってみようと思った」と小林社長。

若い世代へ食べ応えを

本店は焼き鳥が中心で揚げ物など大衆酒場のメニューは少なく、酒も日本酒など年配層の利用を想定したものだった。

近隣の常連客が多い本店周辺とは異なり、大宮では新幹線利用客など地域外の利用客も多く見込まれる。飲食の場として賑わいのある地域だからこそ、同店では特に若い世代に愛されるように食べ応えあるメニューを揃えた。店長を務めるのは、もちろん本店の鈴木店長だ。

例えば、唐揚げやポテトフライなど大衆酒場らしいメニューや、ジンベースの酒も揃える。人気の自家製餃子も揃え、「チャーハンなどご飯ものも入れて行きたい」と展望。

それでも主たるメニューは看板の焼き鳥・モツ刺しで、白センマイやコブクロもクセのない新鮮な食材で提供。地域で同様に提供する店舗は少ないからこそ、「モツ刺しやレバーを食べて、今まで食べていたところとの違いを気付いてもらえたら」と小林社長。

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「ひとがいてこそ店舗育つ」

大手印刷会社に勤めていた小林社長は、5年前に先代社長の父の跡を受けて社長就任。長男ゆえ「会社を無くしたくない」という想いがあり、同社の味であれば今後も発展できると確信しバトンを受け継いだ。

それまでに飲食店での勤務経験はなかったが、包丁さばきなど飲食のイロハを一から習得。とても大変であったと当時を振り返る。
それでも、従業員との交流を綿密に続けるうちに徐々に信頼を得られるようになった。コロナ禍で営業や酒類提供自粛要請を受けたこともあったが、従業員が自発的に創意工夫を実践する社風も発展。従業員提案の日替わりメニューにも挑戦中で、常連客からは新鮮と好評だ。

同社の従業員はライブハウスやパスタ店など様々な背景を持つ者がおり、世代も幅広い。「ひとがいてこそ店舗も育つ。ひとの思いがあってこそ、事業も生まれる」と、仲間から生まれたアイディアを大切にしていくことが小林社長にとっての使命だ。

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「地域に愛されるように」

本店では20・30年来のリピート率も高いが、「味が決め手」という。特に肉を屠殺された当日のうちに提供するため、臭みがない。保存は難しいものの、煮込みに入れたり餃子の挽肉に活用するなど、食材活用にも無駄がない。

「大宮では新参者になるが、地域に愛される店になれるよう謙虚に営業できれば。よろしくお願いします」と小林社長

店舗紹介

やきとり志げる大宮店

  • 住所:埼玉県さいたま市大宮区宮町1-70
  • 電話:048-856-9886
  • 開店日:2022/11/22(火)
  • 営業時間:<月~土>16:30〜24:30(ラストオーダー23:30) <日曜>16:30〜23:30(ラストオーダー22:30)
  • 定休日:不定休・年末年始・ゴールデンウィーク

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