知名度向上にも効果 令和4年度第2回さいたま市SDGs企業認証式開催

SDGsの理念を尊重した経営を推進するさいたま市内の企業を「さいたま市SDGs認証企業」として認証する今年度2回目の認証式、1/25(水)にホテルブリランテ武蔵野(同市中央区新都心)にて開催された。主催は同市経済局商工観光部経済政策課。

同式では33社が認証を受け、SDGsの達成へ経営努力を続けていく。

今年度認証は61社

同課では市内企業のSDGs推進へ向けて、同認証制度を昨年度から実施。昨年度は135社が認証を受けたが、今年度は第1回で認証を受けた28社と今回の33社を合わせて61社を認証。同市内で認証を受けた企業は196社になる。

「従業員の労働時間を適切に把握・管理している」「再生可能エネルギーを使用している」といった基礎的な項目の自己診断をはじめ、5年先の目標やその行動内容などを記載し申請、同認証審査会による審査を経て認証の可否が決まる。認証期間は認証を受けた日から4年を経過した日以後の最初の3/31で、継続には更新手続が必要。

今年度の申請受付は終了しているが、「特に建設業からの申請が多い」と同課。認証を取得することで知名度獲得を実現した企業もあるなど、効果も出始めている。

「地域経済の牽引役として期待」

同式開催に先立ち、清水勇人市長は「人口減法時代に持続可能な成長を実現するためにSDGsは重要」と挨拶。全国の都市におけるSDGsnの取り組みを評価するSDGs先進度調査で2年連続首位となったことにも触れ、各認証企業に対し「地域経済の牽引役として期待している」と賛辞を贈った。

同審査会の梁井裕子委員も「SDGsの達成へ各企業の熱意を感じた」と総評。本業を通じた社会課題の解決と社会的責任の全うを呼びかけた上で、「認証をゴールとせず、5年間でいかに企業として成長できるかが重要。交流機会を活用して目標達成につなげてほしい」とした。

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市内でのつながりにー認証企業の反応

同式では認証を受けた33社のうち29社の担当者が出席し、市長より認証を受けた。

このうちサクシード(栃木県宇都宮市、水沼啓幸代表取締役)は、大宮オフィスの開設を機に同認証を取得している顧客企業の勧めで申請。「認証を受けられたのはありがたい」とした上で、市内でのつながりを強化するために活用していくという。

大宮自動車教習所(同市見沼区新右ェ門新田、加藤慎也代表取締役)も認証にあたって、「これからSDGsに関係する取り組みを推進できれば」と意気込んだ。

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