最後まで見逃せない一戦がキックオフ

ロシアW杯初勝利なるか?

日本も所属するプールA同士の試合として対戦するのはサモアとロシア。

前者は同大会12勝16敗でベスト8に進出したこともある強豪ですが、日本とも開幕戦で対戦した後者は5敗と同大会でここまで勝利はありません。

この試合が初戦となるサモアと異なり中三日で迎えるロシアですが、悲願の大会初勝利を迎えるためにも負けられない一戦です。

特にロシア代表はさいたま市でキャンプを行なっていただけに、一市民としても世界の強豪にどれだけ食いついていけるか注目していました。

選手入場、そして・・・

多くの観客が見守る中、キックオフ10分ほど前に両国の選手が入場!

先述の市内中学生と共に両国の国歌が歌われ、世紀の一戦が始まる瞬間が刻一刻と迫っているのが体感できます。

そしてラグビーといったらニュージーランドのハカなどキックオフ前の踊りが有名ですが、同じくオセアニアのサモアはウォークライを披露。

そう、これが見たかった!

両者互角に戦った前半

会場全体でのカウントダウンの後、19:15に世紀の一戦がついにキックオフしました!

それでも先手を打ったのはサモア。前半15分にアラパティ・レイウア選手がトライに成功、コンバーションには失敗するも一挙に5点を加えました。

しかしロシアもやられっ放しではなかった。

同19分と26分にユーリー・クシナリョフがペナルティゴールを決め、6-5とスコアをひっくり返します。

その後同30分にかけて2名の選手がシンビンで一時退場を命じられたサモア。

数的優位を活かして試合を有利に進めたいロシアですが、サモアの屈強な守備を崩すまでにはいきませんでした。

トライこそ生まれなかったものの、6-5でロシア優位で試合を折り返します。

これも世界の戦いならでは!?

白熱した試合が行われていたピッチですが、スタンドもなかなか熱い事態になっていました。

怪我人が出たりしてプレーが止まる瞬間もあったのですが、どこからともなく観客が順々に立ち上がるウェーブが起こるなどスタンドも大盛り上がりでした!

他にも随所で三本締めをしたりハーフタイムにはスクリーンにカラオケが出たり和太鼓を叩いているかのような「Taiko Cam」が行われるなど、日本文化を肌で感じられる楽しい企画が盛りだくさんでした。

これも外国人が多く訪れる世界の戦いならではなのでしょうかね。

サモア怒涛の反撃

そして後半がキックオフ。

主導権を握ったのは、選手を3名入れ替えてきたサモア。後半15分までに3トライ2コンバーションを成功させ一挙に14点もスコアを上積みしました。

ロシアも同8分にドロップゴールを成功させ3点を加えますが、同15分時点で9-24と完全にサモアペースになってしまいました。

そして最後に笑うのは・・・

後半23分にもトライに成功しスコアを9-29としたサモア。

コンバーションは思うように取れなかったものの、屈強な体格やスピードを生かしてロシアを次々と振り切っていきます。

その後は両者選手入れ替えをしつつロシアも反撃の機会を伺いますが、屈強なサモア相手になかなかトライを決めることはできません。

それでも山乗りになりながらもトライを決めたかと思われるシーンもありましたが、ビデオ判定で見るとゴールライン手前でトライとはなりませんでした。

そして同39分にラストプレー。

サモアのアラパティ・レイウア選手がトライ成功。直後のコンバーションは外すも、9-34とさらにリードを広げました。

サモア大勝でAプール首位へ

このラストプレーと共にノーサイド。

34-9でサモアが大勝で発進しプールAの首位となりました。かたやロシアはまたしても同大会で勝利を収めることはできませんでした。

スポンサーリンク

熊谷へラグビーを見に行こう!

反省生きた帰りのアクセス

さて、同地で怖いのが帰りの交通アクセス。

特にこけら落としの試合ではバスが道路に合流するのにかなり時間がかかるなど、改善の声が多方面から上がっていました。

それでも壮行試合など再三にわたってテストを行ったためかあまりバスに並ぶこともなくスムーズに移動することができました。

21:00頃に試合が終わりましたが21:45頃には大里行政センターへ、23:00には自宅に着くことができました。熊谷駅を利用する方も宿泊も覚悟しなければならないかと思いましたが、そのようなこともなく普通に終電で帰れたという声も多いようですね。

熊谷ではあと2試合!

そのようなわけで好評の中幕を閉じた熊谷初戦ですが、同地での試合はあと2試合予定されています。

    • 9/29(日)14:15〜 ジョージアvsウルグアイ
    • 10/9(水)13:45〜 アルゼンチンvsアメリカ

同地で楽しむ以外にも、開催地となっているだけに10/9までの期間でパブリックビューイングを行うファンゾーン会場も市内には設けられています。

熊谷市役所近くのコミュニティ広場が会場ですので、同地での試合以外にも楽しんでみてもいいかもしれません。

ラグビー場のこけら落としにも訪れるなど管理人個人としても同大会には注目していました。

実際に行ってみると開催にワクワクすることはもうないのかと少し寂しい反面、世界の人々にラグビータウンKUMAGAYA、SAITAMAを知ってもらえて本当に良かったと思えた瞬間でした。

まだ2試合行われますが、会期中もその後も当サイトはラグビータウン熊谷を応援します!

スポンサーリンク

試合ハイライト

スポンサーリンク

この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事