東日本台風テーマに川越で 彩の国市民科学オープンフォーラム12/5開催

自然災害に対して回復力や弾力性を有するレジリエント社会の構築へ向けて研究を行う埼玉大学レジリエント社会研究センター(桜区下大久保、田中規夫センター長)は、12/5に毎年開催している彩の国市民科学オープンフォーラムを開催する。

ウェスタ川越(川越市新宿町)で開催される同フォーラムのテーマは、昨年10月の東日本台風から「行政と住民、それぞれの危機管理の方向性」。会場と同時にオンラインでも配信する。

埼玉大学レジリエント社会研究センターとは

同大学工学部内で2014年に発足した同センター。

昨今、毎年のように激甚災害が発生している。そのような中で、社会基盤施設やインフラといったハード面に加えて、災害時に個人や地域が適切に行動し被害を最小限にとどめる「レジリエント社会」構築が重要になりつつある。

同社会の構築には、未来の社会を担う若者教育を通じて、住民の意識改革や政策面での改革まで含めた社会構築が求められる。

そうして同社会構築を目指す機関として、同センター設立に至った。設立以来、同社会に係る研究・市民教育や地域・国際貢献を展開している。

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彩の国市民科学オープンフォーラムについて

イベント概要

同センターでは同社会構築へ向けた市民教育の一環として、毎年防災やリスク管理をテーマにした彩の国市民科学オープンフォーラムを開催している。

12/5に迫った今年の開催では、埼玉県内に大きな被害をもたらした昨年10月の東日本台風から行政と市民それぞれの危機管理方法を参加者で考える。

会場はウェスタ川越(川越市新宿町)だが、河川の氾濫で老人福祉施設が浸水し孤立するなど同台風で同市も大きな被害を受けている。

イベント内容

同台風でも対応にあたった国土交通省関東地方整備局の西澤賢太郎河川部長が同局の取り組みを、県県土整備部の林雄一郎課長が浸水リスク情報の積極活用をそれぞれ紹介する。

休憩後には同じく被害が甚大だった長野県・千曲川水害で顕在化した課題について信州大学の吉谷純一教授が、水災害対策とまちづくりの連携について同省都市局の菊池雅彦課長がそれぞれ講話を行う。

その後各講話者と同市および隣接する川島町の関係者らによりパネルディスカッションを行う。

参加方法

同フォーラムの参加定員は、会場100名・オンライン300名。参加費はいずれも無料。

参加申込には、こくちーずプロの申込みフォームより「会場参加」「オンライン参加(Zoom:議論参加型)」「オンライン参加(YouTubeLive:視聴型)」のいずれかより選択する。

オンライン参加希望者には、後日参加に関する詳細が送られる。

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イベント紹介

◇彩の国市民科学オープンフォーラム 「令和元年東日本台風から1年:行政と住民、それぞれの危機管理の方向性」

  • 開催日時:2020/12/5(土)13:30〜16:30
  • 会場:埼玉県川越市新宿町1-17-17 ウェスタ川越多目的ホール / オンライン配信
  • 問い合わせ先:同センターHPより

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