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【イベント参加レポート】未来ある街に向けて!さいたま市総合振興計画シンポジウム その2

こんばんは。

前回に引き続き、先日7/1に開催された市主催の総合振興計画シンポジウムへの参加レポートになります。

今回はシンポジウムの後半の模様をお伝えいたします。

 

ともにつくるさいたま市ーNPOフュージョン長池の事例から

第2部として、八王子を拠点に活動されているNPO法人フュージョン長池の富永一夫理事長による講演「ともにつくるさいたま市」が行われました。

 

フュージョン長池とは?

本題に入る前に、まずは同氏が代表を務めるNPO法人フュージョン長池について簡単にご説明いたします。

同法人は、多摩ニュータウン南西部に位置する八王子市別所地域を中心に、住民の皆様の暮らしを様々な角度から支援することを目的に活動を行っているNPO法人。

それまで地域内でイベントの開催や広報活動など様々な活動を行われていた代表の富永氏が、1999年12月に法人として設立したものです。

2001年から八王子市より市内の八王子市長池公園自然館の管理運営を委託され、2006年からは指定管理者として同公園の管理・運営の委託を受けています。
草木の選定や害虫駆除といった公園の管理業務だけでなく、自然学校やNPO人材の育成といった研修事業にやネットショップにアプリ開発というICT事業と、その事業範囲は多岐に渡ります。
近年では昨年4月より、長池公園を含む八王子市東由木地区公園の都市公園指定管理者「ひとまちみどり由木」の代表団体として、5年間の新しい協定を調印しています。

万華鏡のように輝く都市

そんな同氏が理想とする都市は、万華鏡のように輝く都市。


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すなわち、一つ一つのピースは小さくとも、全体で見ると万華鏡のようにところどころが光り輝いている都市が理想であると同氏は言います。

特に同法人の活動は地元行政だけでなく、企業ボランティアなど協力企業や、小学校などの地元教育機関、近隣の多摩市からも駆けつける福祉人材、そしてボランティアやシニア人材を中心とする多くの地域ボランティアの力によって支えられています。そうした一人一人の地域人材が輝ける場となっているのが、同法人です。

 

花畑としての地域づくり

そして、各人が輝くことができる地域を実現するのは「花畑」であるとのこと。

すなわち、確固たる岩盤である行政の上に土壌(管理者)が敷かれ、その上に一輪ずつの花として住民が立ちます。ただ、それだけでは花は枯れてしまうので、雨(物や金を運んでくる人)や風(役立つ情報を運んでくる人)、そして太陽(メディアなど自分たちを取り上げてくれる人)が必要であると、同氏は主張します。

緑地維持などを行う指定管理を営まれているだけに、なかなかいい例えではないかと思います。

 

市民参加を促す要素

そして、そのような地域を実現するための市政運営に向けて、市民の参加を促すには何が必要なのか。

市民参加の促進には以下の要素が必要であると、同氏は述べます。

  • 自発性:義務ではなく、楽しみを感じるように
  • 公益性、社会性:自分たちの行いが社会の役に立っているという実感を持てるように
  • 対価、報酬:地域内での経済循環の実現

3つ目の対価・報酬での経済循環というのは、稼いだお金が他の地域へ流出せずその地域の中で循環するということですね。

どうしても外部に富を奪われてしまってはその地域が疲弊してしまうため、経済循環が必要であるとしています。

 

その上で、実際に新しい振興計画を打ち立てる際には、市民に何をしてもらうのかその役割をしっかりと明記することが必要であると、同氏は結んでいます。

 

講演を受けての声

そうした富永氏の講演を受けた、ゲストの反応です。

アーバンデザインセンターみその副センター長の岡本氏は、市民の皆様にいかに自分たちの問題と捉えてまちづくりに参加してもらうかが同センター課題となっていると述べられましたが、これに対して富永氏からは市民の皆様にも開かれた議論を行うべきではと指摘がありました。

また、村田綾女史からはやはりいかに市民の皆様にこうした取り組みを広めていくべきかという声がありました。

特に普段生活している中でこうしたまちづくりに携わる行政サイドの人々と話す機会は少ないので、富永氏が言うように開かれた議論が必要であるということもおっしゃっていました。

 

全体の議論を踏まえて

こうして全体の議論を踏まえて、最終局面の総括に入ります。

ゲストの方々が一人一人感じられたことを発表しました。

 

様々なスケールからきっかけづくりを

岡本氏からは、振興計画に限らず街・地域の未来について将来のビジョンを共有するのはもっともですが、そのためにも様々なスケールで人々がまちづくりに関わるきっかけづくりが求められているという言葉がありました。

永沢氏からもあった、マクロ・ミクロでのまちづくりに通ずるところがありますね。

 

ワールド・蓄積・クリエイティブガーデン都市へ

アーバンデザインセンターおおみや副センター長の内田氏からは、さいたま市が将来的に目指すべき姿は「ワールド・蓄積・クリエイティブガーデンシティ」であると言葉がありました。

すなわち、様々なエリアでのスモールビジネスが蓄積し、そこに住む人々が自らの強みを生かして他にない都市の魅力を作り上げて世界に示していけるような都市です。

自身の提唱する世界都市という視点に、市民の創造性や街の多様性、そして豊かな自然を掛け合わせた格好ですね。

 

全国的イメージの形成も視野に


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地域住民向けにコミュニティビジネスの支援を行うNPO法人コミュニティビジネスサポートセンター代表理事の永沢氏からは、一人一人の市民が楽しく地域・まちづくりに参加していくことで、さいたま市といったらこれというくらい全国的なイメージになりうるものを作り上げていくことができたらというお言葉がありました。

いまだに大宮や浦和など地域単位の名称で取り上げられることはあっても、市全体のイメージが浮かびにくいさいたま市。しかし、130万もの市民が知恵を出し合えば、きっと他の都市にないものができることでしょうね。

 

隣の区に対しても理解を

 

そして埼玉といえば村田綾女史。

大宮、与野、浦和、そして岩槻という4つの都市が合併してできたさいたま市。

ですが、前回もちょっと触れたように、さいたま市民であっても自分たちが住んでいる区と隣の区のことをよく知らないということがあります。

それゆえ、市民としてももっと自分たちの住んでいるこの街のことをもっとよく知ることが必要ではないのかという声がありました。

当サイトも基本的には旧大宮市の市域がホームタウンとはなっているけど、やはりさいたま市、そして埼玉県全体を理解するためにも浦和や与野、岩槻についても知識を深める必要があることでしょうし、大宮と浦和でなかなか難しいのかもしれないけど、互いの区のことを知れば見えてくるものもあるのでしょうね。

 

地域の範囲を明確に

そして、自身も講演を行われた富永氏。

アメリカ・オレゴン州のポートランドも1960年代には深刻な公害・犯罪増加に悩まされていましたが、市民が中心となって街の復興を行い、高速道路の撤去や緑地公園の整備によって住みやすさが向上し、今では全米の住みたい街ランキングで上位に出ることもあるそうです。

このポートランドの例を取り上げた上で、ここさいたま市でもできないはずがないとさいたま市の持つポテンシャルに対して期待を述べられていました。

その上で、地域という言葉を取り上げる際にも範囲を明確にする必要があると訴えられました。果たして中学校の学区なのか、それとも日本・アジアという国家単位なのか。範囲を明確にしていくことでするべきことが明確になってきますし、たとえ小さな範囲であってもそれが結集することで万華鏡のような都市が実現できるといいます。

確かに市域レベルと世界レベルでは、目指すものも違ってきますからね。

さいたま市が目指すべき方向はどちらなのかをはっきりさせておくに越したことはないでしょう。


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まちづくりに吹く追い風

そして最後に久保田氏。

前回も書いたように、会場には300名近い市民の皆様が集まりましたが、私のようなペーペーだけでなく、清水市長をはじめとする行政サイドの人材や、市内の地権者・企業代表者・地域団体の代表といった有力者も多く集まっています。

そうした会場の模様を踏まえて、行政だけでなく様々な市民の方々の間にもさいたま市のまちづくりへの関心が高まっていることは、今後のまちづくりを考える上ではいい風が吹いているということになるとおっしゃいました。

地域愛がないなんて言われることはあるけど、一定の割合で地域に関心を持つ人もいるので、そうした人々がもっと増えていけばより良いまちづくりが実現できることでしょう。

 

市民の主体性をまちづくりに

最後に締めくくりとして、清水勇人さいたま市長からも改めてご挨拶がありました。

この中で市長は、さいたま市内の全公立学校には地域住民主体のチャレンジスクールが設けられており、利用者の生徒をはじめ保護者や地域の方々、そして実際に運営に携わるボランティアの方々からも高い評価を受けている旨を述べられました。

その上で、こうした地域の方々の主体性をまちづくりだけでなく様々な場面に活用していければという旨、お言葉を残されました。

 

個人的な所感

こうしてシンポジウムはお開きとなりました。

あまり主観は入れたくないのですが、村田綾女史や岡本氏の言葉にもあったように、いかに地域の人々に自分たちの住んでいる地域を知ってもらって、その将来を考えてもらえるようになるのかというのが引っかかったところですね。

こんなサイトを運営していることももちろんありますが。

 

サッカーだけでなく街のお店やイベント、ちょっとした小ネタも取り扱っている当サイトですが、現在当サイトにいらっしゃる方の半数以上がGoogleなどの検索エンジンでの検索結果からいらっしゃっています。

そうした方々は特定の記事・トピック目当てにいらっしゃることが多く、それ自体は悪いこととは全く思いません。なおかつ、大多数が同じさいたま市内からというのも、特徴です。

 

問題はそうした人々にいかにそれ以外のさいたま市の局面を知ってもらうかというところですね。

コンテンツがつまらないからその1ページで終わってしまうというのが全てでしょうが、もっともっと地域の情報発信源としてお役立ていただけるよう、個人としても今以上にブラッシュアップをかけていければと思いました。

どうかけていくかは、まだ模索中だけど・・・。

 

以上、さいたま市総合振興計画シンポジウムのレポートでした!

 

おわり

 

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