こんばんは。
しばらくサボっておりましたが、途中までで終わっていた大宮以外の埼玉・熊谷市編を再開いたします。
お待たせしちゃって、すみません。
打ち上げ花火、やってる時に見るか終わってから見るか
駅からも行きやすいスポット
さて、ホテルもチェックアウトしたことだし、これからどこに行こうか。
どうやら南口の近くに、華やかなスポットがあるらしい。
早速駅の南口からまっすぐ歩いてみましょう。
幸い雨が降ることはなかったものの、朝からちょっとムシっとした気候。
歩いていると、手持ちのスポーツドリンクがみるみる減ってしまうのだな。
100選に名を連ねる桜の名所
南口から歩くこと約10分。着いたのが熊谷桜堤です!
その名の通り、約2kmの区間に桜の木が約500本植えられているのです。
春になると、このように見事な桜が咲き乱れます!
江戸時代の頃から桜の名所として名を馳せている同地は、何度か桜の死滅や火災という被害を受けながらも、1990年には大宮公園も名を連ねる日本さくら名所100選にも選ばれています。
桜だけでなく、これからの季節は紅葉も綺麗でしょうし、楽しみだなぁ。
トイレどもが夢の跡?
そして堤を登ると見えてくるのが、広大な土手!
川幅日本一になる区間もある荒川だけに、さすがです。
花見の季節こそとうに過ぎてしまいましたが、この場所で夏に行われる一大イベントといったら、熊谷花火大会!
毎年8月の第2もしくは第3土曜日に行われる同大会は、約10000発もの花火が熊谷を鮮やかに彩る、北埼玉を代表する夏のイベントとなっております。
がしかし、同地を訪れたのは8/11に行われた今年分の開催の翌々日。
同地に残っていたのは、凄まじい数の仮設トイレです。
朝早くから作業車が出ていて、急ピッチで回収を進めていました。
終わってから見る花火は、切ないねぇ…。
スポット紹介
◇熊谷桜堤
- 住所:埼玉県熊谷市河原町2丁目
市民のオアシス星川通り
街のシンボルロード
さて、再び熊谷駅の北口に戻って街巡りを続けていきましょう。
どうやら何かありそうだ。
彫刻や水路が特徴の、熊谷の街のシンボルロードとなっている、全長およそ2kmの道です。
市民に親しまれ、癒す川
もともとこの道は鴻巣市内で元荒川に合流する忍川(おしかわ)の源流であり、熊谷市街の荒川の氾濫でできたという「玉の池」から始まり、市街地を東西を流れる星川を整備してできた道。
古くから清らかな水が洗い物や水遊びなど近隣住民の生活用水となっていた同川ですが、1970年代に入ると「水と緑と彫刻のプロムナード」として、うちわ祭りなどのイベントも行われる広場や彫刻像が設置され、市民の憩いの場として整備されることになりました。
その後1990年代から2000年代にかけて、電柱地中化やアメニティ空間の整備が行われ、星川シンボルロードとして熊谷市街地のオアシスとしてますます存在感を高めているというわけです。
鯉などの魚も元気に泳ぐ川では、ギンブナやナマズといった水生動物の保護も積極的に行われています。
街の中心部にこういう自然を感じさせるスポットがあると、本当に癒されますね。
青葉で涼しい緑のトンネル
西方向に進んでいくと、ところどころに川を跨ぐ人道橋が整備されています。
こうした橋にはその周りを覆い尽くすように植物が植えられています。
この日はそこまで日差しは強くなかったですが、晴れた日には涼しげな緑のトンネルになってくれることでしょう。
橋から見た星川。
あたりに電柱が一本もなく、まるでヨーロッパの街に来ているような気分になれますね。
悲劇を語り継ぐ女神像
そして通りをさらに盛り上げるのが、この特徴的な彫刻類。
帆布を力強く振り回す若者の像など、力強くそして繊細な感じの彫刻が、通りに表情を与えます。
こちらは戦災者慰霊の女神。
つい先日73回目の終戦記念日がありましたが、実は73年前の1945年8月15日、ちょうど日付が変わった深夜時間帯にこの熊谷の街が大規模な空襲を受けていたのです。
熊谷空襲と呼ばれるこの空襲では260人近い市民が命を落としましたが、ことこの星川の流域では多くの死者を出していました。
空襲があった日が近いということもあり、同像の周りには朝早くから多くお供え物が出ていました。
毎年8/16には、死者を弔う灯籠流しも行われます。
どんなことがあっても、戦争だけはあってはならないこと。私自身戦争を知らない世代ですが、親族には特攻隊で亡くなった人もいます。
どうか、戦争の中で命を落とした人々が安らかに眠ることを祈るばかりです。
こうして玉の池がある星渓園の近くまで行くと、星川通りの終点です。
とても癒されるスポットでした。
スポット紹介
ここが日本一アツいスポットです
住宅地の中にアツいスポット⁉︎
今度は星川通りから中山道を渡って、住宅地へ。
駅から2kmも歩くと、このように住宅が多く立ち並んでいます。
どうやらこの住宅が建ち並ぶエリアに、日本で一番アツいスポットがあるらしい。
一体どんなスポットなのか、気にならずにはいられません。
止まらないワクワクを胸に、住宅地を歩いていきます。
空前未踏の記録を生み出した場所
住宅地の中で、ほんと突然現れます。
そんな同地といえば、先日7/23に観測史上最高記録の41.1度を観測しましたね。
すなわち、こここそが日本で一番アツい場所というわけなのです。
白い柵で囲われた場所になにやら機器類が立っていますが、こちらで気温や降水量を観測しています。いわゆるアメダスっていうやつですね。
そんな住宅地のど真ん中で観測史上最高の気温を観測したなんて、なんだか胸熱…。
実は100年近い歴史
そしてこちらが正面玄関。
1896年に設置された同施設。通常気象台といえば県庁所在地に設けられることが多いのですが、当時熊谷が養蚕業の中心だったことなどがあり、同地に設けられたと言います。
その後100年以上にわたって同地で観測を続けている、県内唯一の気象台です。
外部からの見学のみでしたが、予約制で見学もできるようですので、お子様の自由研究のネタにいかがでしょうか?
スポット紹介
- 住所:埼玉県熊谷市桜町1−6−10
- 電話番号:048-521-7911(庶務・広報担当 平日8:30~17:15)
- 備考:見学可能(平日9:00~16:00、1週間前までに申請すること、詳細は案内ページから)
いろいろ巡ってきましたが、次回で熊谷市の街巡りはラストの予定です。
くまーがや、くまーがや、私と伸びる街!
つづく