【聞かせてくだサイタマ!】開館迫る岩槻人形博物館 岩槻人形の魅力とは? 前編

いよいよ来たる2/22(土)に岩槻人形博物館・にぎわい交流館いわつきが開館する。

古くから人形の街として名を馳せ現在でも全国有数の雛人形の産地として知られる岩槻において、同館の設立は1960年代からの悲願であった。昭和・平成・令和と時が流れた今、東京オリンピック・パラリンピックを目前にその悲願が現実になろうとしている。

これを受けて当サイトでも地元岩槻をはじめ、県内の雛人形工房に岩槻人形の魅力や今後の展望などについて話を伺った。開館へ期待が高まる中で、2回にわたって紹介する。

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伝統とは革新の連続ー雛の廣榮

まずお話を伺ったのは、岩槻駅東口にある雛の廣榮

同社は1941年より雛人形の製作を行う。岩槻での店舗販売だけでなく、近年ではインターネットでの販売に力を入れている。特に伝統を生かしながらもコンパクトサイズで可愛らしい出で立ちの工房MOMOの人気が高い。

同社の矢作悦士代表は岩槻駅前商店会の会長も務めており、岩槻のまちづくりで果たす役割も大きい。

岩槻人形の魅力とは?どういうところを意識して見てほしいか?

岩槻人形はもとより、伝統工芸産業は、時代に即してその形を変えてきました。

現在岩槻のお人形屋さんの店頭にあるものは、現在の岩槻人形の縮図です。その時代に生きる人たちに可愛がってもらえるように、常に変化を続けてきた結果だと思います。

ゆえに私は、「伝統とは革新の連続」だと考えています。

今回の博物館の展示をご覧いただき、時代の変遷を意識して感じ取って頂ければ、幸いです。

今回の開館にあたり、どのような思いを抱いているか?

人形博物館の開館にあたり、一義的に人形屋さんが儲かることはないと考えています。

弊社もそうですが、人形のまち岩槻の源は、職人さんが多く、人形またはそれに付随する商品の製造・卸をしている事業者が多いので、全国相手の出荷量を考えれば、岩槻で購入されるものは、各社の売上高の一部でしかないからです。

しかしながら、博物館の開館は『人形のまち岩槻』であるために、大いに役立つし、さらなる起爆剤となることは、間違いありません。

なんと言っても未だに『人形のまち岩槻』としてのブランドは、全国的にとは言いませんが、確立されているようですので、それを生かして街づくり、人づくりの令和のスタート地点になってほしいと思います。

今後岩槻人形や岩槻の街がどのように発展していってほしいと思うか?

岩槻人形は、斜陽産業であることは間違いありませんが、先ほど申し上げたように時代に即して変化してけるという強みはありますし、それを支えるだけの創意工夫の技術と文化を支える素養を持ち合わせていると自負しています。

また、岩槻の街は、これを機に多くの人が訪れることにより、今までの住民の方は騒がしくなりわずらわしい事が増えると感じる方もいらっしゃるでしょうが、それは必ずしも違うと思います。

確かに多くの来訪者があれば、ゴミなどは増えるかもしれません。しかしながら、多くの来訪者があることで、歩道や公衆トイレなどの整備が進めば、日々利用するのは実際には周辺住民ですし、何よりおもてなしの心でお客様をお迎えするような雰囲気がさらに醸成されれば、『人形のまち岩槻』としてブランドのある街に、さらに新しい住民が増えていき、『住みやすいまち岩槻』としても確立されるかもしれません。

岩槻地域内はもちろん、県内の他の雛人形の産地とも今後どのように連携していく予定か?

人形業界としては、日本人形協会埼玉支部などの活動を通して、また(一社)日本の節句文化を継承する会にもほとんどのメンバーの事業者が参画していますので、県内他産地との連携等は今でもあり、節句文化の継承に力を入れています。

読者へのメッセージ

さいたま市岩槻人形博物館の開館を起爆剤としていま、色々な企画があり、動き出しています。

少しお客様をお迎えするのに間に合っていない部分もあるかとは思いますが、とにかく博物館にきて、岩槻に来てみてくださいませ。

ぜひ、お待ちしております。

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